抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の評価における呼気一酸化窒素(FeNO)測定の応用価値を検討する。方法60例のCOPD急性増悪期(AECOPD)患者をAECOPDグループとし、そしてこの60例の患者は退院60日後に再び急性加重がなく、COPD安定期標準に符合し、COPD安定期グループとした。健常成人30例を対照群とした。対照群とAECOPD群の基礎資料[性別、年齢、ボディマスインデックス(BMI)、第1秒の努力呼気容積が予測値のパーセンテージ(FEV1%)、第1秒の力呼吸容積と用力肺活量の比率(FEV1/FVC)]を比較した。3群の気道炎症指標[FeNO,カルシトニン(PCT),血清アミロイドA(SAA)];AECOPDとCOPDの安定期患者のFeNOレベルに関連する因子を分析した。COPD非喫煙患者と喫煙患者の異なる病期のFeNOレベルを測定した。【結果】AECOPD群のFEV1%とFEV1/FVCは,対照群より低かった(P<0.05)。AECOPD群のFeNO、SAAはいずれもCOPD安定期群及び対照群より高く、COPD安定期群のFeNO、SAAはいずれも対照群より高く、AECOPD群のPCTは対照群より高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。年齢、BMI、PCT、SAA、FEV1%、FEV1/FVCはいずれもAECOPDとCOPDの安定期患者のFeNOレベルの影響因子ではなかった(P>0.05)。COPD非喫煙患者の急性増悪期におけるFeNOレベル(41.40±35.20)ppbは安定期の(26.13±17.81)ppbより高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。結論:COPD患者のFeNOレベルは健常人より高く、AECOPD時のFeNOレベルは安定期より高く、FeNO測定はCOPDの評価及び病状モニタリングに役立つ。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】