抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】正常子宮内膜,内膜非定型過形成,および子宮内膜癌におけるS100A4とSnailの発現,および子宮内膜癌の臨床病理学的特徴,および予後との関係を分析する。【方法】S100A4とSnail蛋白質の発現を,免疫組織化学的SP法で測定し,子宮内膜癌の臨床病理学的特徴との関係を分析した。Spearman相関分析を用いて,相関を分析した。Kaplan-Meier法を用いて生存曲線とLog-rank検定を行い、生存分析を行う。【結果】S100A4とSnailの陽性発現率は,正常子宮内膜,内膜異型過形成と子宮内膜癌組織で,それぞれ,3.33%と3.33%,30.00%と23.33%,54.55%と49.09%であった。S100A4発現は,子宮内膜癌の組織学的悪性度,FIGO病期,筋層浸潤の深さおよびリンパ節転移と相関していたが(P<0.05),Snail発現は,子宮内膜癌のFIGO病期およびリンパ節転移と相関していた(P<0.05)。子宮内膜癌におけるS100A4とSnailの発現は正の相関を示した(r=0.531,P<0.001)。生存分析では,S100A4とSnail陽性子宮内膜癌患者の術後生存時間は陰性群より有意に短かった(P<0.05)。【結語】S100A4とSnailは子宮内膜癌の発生と進行に異常に発現し,S100A4/Snail陽性子宮内膜癌はリンパ節転移を発症し,内膜癌患者の予後不良と関係がある。S100A4とSnailは子宮内膜癌の標的治療と予後評価の指標として有望である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】