文献

J-GLOBAL ID：202002233706287788   整理番号：20A1469577

ネット上の行動についての意見分布の推測

Estimation of Opinion Distribution on Internet Behaviors

著者 (1件)： 村田雅之 (東京工芸大 芸術)
資料名： 情報社会学会誌(Web)
巻： 13  号： 1  ページ： 5-17 (WEB ONLY)  発行年： 2018年08月 
JST資料番号： U2006A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,アンケート調査の解析を通して,情報リテラシー教育のためのグラフィカルで仮説的な概念モデルを構築することであった。インターネット行動の意見分布は,実際の状況と比較して,脅迫的/非規範的方向において大きく過大評価されることを見出した。さらに,「賛成」グループは,「反対」グループよりも,彼らに賛成する他者の割合を過大評価する傾向がある。さらに,より良い情報リテラシー教育を開発する目的で,著者らは,容易に理解できるモデルを構築する必要性を説明し,そのようなモデルを構築する様々な方法を検討した。6つのカテゴリー(例えば,事故的に自分自身を多数として認識する提案者)を提示した。意見分布空間に仮説的にこれらのカテゴリーの各各を配置することによって概念モデルを構築し,抽象的「Gourd(ひょうたん)モデル」を提案した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 統計的推定 ,  *意見 ,  意思決定 ,  教育 ,  コンピュータリテラシー ,  モデリング ,  モデル ,  アンケート ,  インターネット ,  人間行動 ,  情報化社会 ,  意識 ,  心理学
準シソーラス用語： インターネット行動 ,  ひょうたんモデル ,  フォールス・コンセンサス ,  意見分布の推測 ,  仮説モデル ,  概念モデル ,  社会心理学 ,  *情報リテラシー教育

分類 (2件)： 技術教育  (JA01050T) ,  情報処理一般  (JE15010U)

引用文献 (29件)：

• 大島武・村田雅之, 2016,「ビジネス実務における倫理教育の手法開発に関する考察」『ビジネス実務論集』(日本ビジネス実務学会)34: 11-20.
• 九州大学, 2017,「男性の育休取得を阻んでいる一因とは?~間違った思い込みから生まれる心理的壁~」(プレスリリース), 2017年9月20日, (2017年10月25日取得, http://www.kyushu-u.ac.jp/f/31403/17_09_20.pdf).
• 安野智子, 2005,「意見分布とその認知-ソーシャル・ネットワークと『閉じた世論』」『重層的な世論形成過程 メディア・ネットワーク・公共性』東京大学出版会, 65-110.
• 岡隆, 1994,「フォールス・コンセンサス効果」古畑和孝編『社会心理学小辞典』有斐閣, 209.
• Ross, L., Greene, D., & House, P., 1997, “The “False Consensus Effect”: An Egocentric Bias in Social Perception and Attribution Processes,” Journal of Experimental Social Psychology, 13: 279-301.

タイトルに関連する用語 (5件)： ネット ,  行動 ,  意見 ,  分布 ,  推測