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J-GLOBAL ID:202002233966821753   整理番号:20A2117415

情報セキュリティ疲労度測定尺度SFS-9の開発と信頼性・妥当性の検討

Development of Security Fatigue Scale (SFS-9) and Investigation of the Reliability and the Validity
著者 (3件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 1472-1485 (WEB ONLY)  発行年: 2020年09月15日 
JST資料番号: U0452A  ISSN: 1882-7764  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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高度情報化社会においては情報セキュリティ対策が不可避であり,要求される情報セキュリティ対策は高度化と複雑化を増すばかりである.このため求められるセキュリティ対策行動を実施することに対して疲弊してしまい,対策を怠るようになる“セキュリティ疲れ(Security Fatigue)”が問題視されている.これまでに筆者らは,大学生を分析対象として情報セキュリティ対策を行うことに対して疲弊してしまうことを測定する情報セキュリティ疲労度測定尺度を開発したが,大学生以外への適用可能性の検討がされていなかった.そこで本論文では,大学生と社会人を対象とした汎用版情報セキュリティ疲労度測定尺度(SFS-9:Security Fatigue Scale-9)を開発し,その信頼性と妥当性を検討した.社会人1,134名に対する質問紙調査結果を分析に用い,因子分析によって3因子9項目を抽出した.信頼性の検討では,高いCronbachのα係数を示した.また妥当性検討においても,情報セキュリティに対する所感の自由回答から分類された疲労度段階や自己申告による疲労度段階と,SFS-9による測定結果との対応関係の統計学的検証により基準関連妥当性を確認した.また,SFS-9は,社会人に対してだけでなく大学生593名に適用した結果でも高い適合度指標を得た.これらにより,SFS-9は大学生版を拡張した汎用的な高い信頼性と妥当性を兼備する測定尺度であると考える.さらにSFS-9を用いた分析結果から,筆者らのセキュリティ疲れに関する研究の仮説「セキュリティ規約の遵守行動によって疲弊する」が5%有意水準で支持された.(著者抄録)
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データ保護  ,  計算機システム開発 
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