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J-GLOBAL ID:202002234041186609   整理番号:20A0587888

ヒト歯髄においてSchwann細胞と共局在するM2表現型マクロファージ【JST・京大機械翻訳】

M2 Phenotype Macrophages Colocalize with Schwann Cells in Human Dental Pulp
著者 (13件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 329-338  発行年: 2020年 
JST資料番号: H0772A  ISSN: 0022-0345  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マクロファージは,組織損傷と修復に関連する多くの機能を果たす高い可塑性を有する免疫細胞である。それらは一般的に2つの機能的表現型:M1(炎症誘発性)とM2(抗炎症性および前治癒)として分類される。ヒト歯髄におけるマクロファージの役割を調べるために,健康な歯髄におけるマクロファージの局在化と分布の変化を,ミネラル三酸化物凝集体(MTA)による歯髄キャッピングの修復過程と成人ヒト歯のう蝕性炎症歯髄において調べた。また,フローサイトメトリー分析により,健常歯髄におけるM1/M2マクロファージの集団を定量した。CD68+CD86+細胞(M1表現型)とCD68+CD163+細胞(M2表現型)は,全体の健康な歯髄における2.96%±0.41%CD68+細胞(汎マクロファージ)の2.11%±0.50%と44.99%±2.22%であった。興味あることに,M2表現型マクロファージは,ミネラル化架橋形成中に,健康な歯髄におけるシュワン細胞,およびin vivoにおけるう蝕感染を伴う歯髄に関連していた。さらに,Schwann細胞と関連したM2マクロファージは,全てのin vivo条件下で脳由来神経栄養因子(BDNF)を発現した。さらに,血漿細胞がBDNFを発現することを見出した。ヒト歯髄およびヒト単球細胞系THP-1から分離したシュワン細胞の共培養は,シュワン細胞がTHP-1細胞由来マクロファージのM2表現型分極を誘導することを示した。シュワン細胞との接触を維持したTHP-1マクロファージは刺激され,共培養においてそれらの細胞形状の伸長とM2表現型マーカーCD163の発現をもたらした。要約すると,ヒト歯髄におけるSchwann細胞によるマクロファージの時空間的局在化とM2表現型の強力な誘導を明らかにした。M2マクロファージは神経要素を保護するが,M1細胞は神経破壊を促進する。したがって,神経破壊M1表現型を抑制し,シュワン細胞によるマクロファージの神経保護M2表現型を維持することは,高度に神経支配された歯髄の生存性を維持するための効果的な治療戦略の開発に重要である可能性がある。Copyright International & American Associations for Dental Research 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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生体防御と免疫系一般  ,  細胞生理一般 
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