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J-GLOBAL ID：202002234291913798   整理番号：20A0525042

現代の浅い無酸素炭酸塩に富む海洋堆積物環境におけるモリブデンとウランの酸化還元プロキシの調査 Malo Jezero(Mljet湖,アドリア海)【JST・京大機械翻訳】

Investigating the molybdenum and uranium redox proxies in a modern shallow anoxic carbonate rich marine sediment setting of the Malo Jezero (Mljet Lakes, Adriatic Sea)

著者 (6件)： Bura-Nakic Elvira (Ruder Boskovic Institute, Department for Marine and Environmental Research, Bijenicka 54, Zagreb, Croatia) ,  Bura-Nakic Elvira (ETH-Zuerich, Department of Earth Sciences Institute of Geochemistry and Petrology, Clausiusstrasse 25, 8092 Zuerich, Switzerland) ,  Sondi Ivan (Faculty of Mining, Geology and Petroleum Engineering, Pierottijeva 6, University of Zagreb, Zagreb, Croatia) ,  Mikac Nevenka (Ruder Boskovic Institute, Department for Marine and Environmental Research, Bijenicka 54, Zagreb, Croatia) ,  Andersen Morten B. (ETH-Zuerich, Department of Earth Sciences Institute of Geochemistry and Petrology, Clausiusstrasse 25, 8092 Zuerich, Switzerland) ,  Andersen Morten B. (Cardiff University, School of Earth and Ocean Sciences, Main Place Cardiff CF10 3AT, United Kingdom)
資料名： Chemical Geology  (Chemical Geology)
巻： 533  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： A0081A  ISSN： 0009-2541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 炭酸塩に富む堆積物中に記録されたモリブデン(Mo)およびウラン(U)同位体組成は,有望な古酸化還元指標として出現している。しかし,これらの同位体系に及ぼす堆積物内の初期続成作用の影響は十分に制約されていない。著者らは,アドリア海,Mljetの島の半閉鎖カルスト海洋湖(Malojeゼロ)における無酸素炭酸塩に富む堆積物におけるMoとU同位体の系統性を調べた。1950年代以降の湖沼における水柱酸化還元挙動の測定は,より深い水柱における無酸素-硫化物条件から,より多くの有酸素条件への遷移と堆積物と間隙水に微細化された無酸素を示した。湖の最も深い部分からの50cmの長い堆積物コアは,過去の湖の酸化還元環境の変化と一致して,中程度から高い自生Moへの遷移と深さによるU蓄積を示している。コアの深部ユーキシン部分において,自生MoとUは,海水よりもそれぞれ同位体的に軽く,重く,高いが,非定量的,MoとUの堆積物への取り込みを伴う他の現代のユーキシン盆地で観測されたように類似の系統性を示す。Bahamasバンク炭酸塩堆積物に基づいて,238U/235U比は初期炭酸塩堆積物続成作用の影響から海水と比較して~+0.25‰高く,この炭酸塩対海水オフセットは地質学的過去の炭酸塩に富む堆積物に適用できることを示唆した。湖沼堆積物コアの浅い部分はBahamas堆積物と同じ酸化還元条件下で堆積し,これらの堆積物は海水より高い平均238U/235U比+0.31±0.01‰(2SE)を示した。これら2つの炭酸塩に富む環境に対する平均238U/235U比は類似しているが,これらの堆積物から海水238U/235U組成を推定する場合には,異なる供給源からUを含む(例えば続成的取込と炭酸塩結合)場合に注意が必要である。同じMalojeゼロ堆積物内のMo同位体組成は可変であるが,低間隙水H_2S濃度では海水組成に近づく。これは,炭酸塩に富む堆積物からのMo同位体組成を用いて海水組成を推定する可能性を示しているが,Mo同位体組成と間隙水環境の化学の間の関係を確立するためにはさらなる研究が必要である。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *炭酸塩 ,  *海洋 ,  地質学 ,  カルスト地形 ,  *海底堆積物 ,  *堆積物 ,  硫化物 ,  *ウラン ,  盆地 ,  同位体 ,  続成作用 ,  *モリブデン ,  同位体存在比 ,  *酸化還元反応 ,  湖沼

著者キーワード (5件)： モリブデン ,  ウラン ,  酸化還元プロキシ ,  炭酸塩堆積物 ,  同位体

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A)

タイトルに関連する用語 (9件)： 炭酸塩 ,  海洋堆積物 ,  環境 ,  モリブデン ,  ウラン ,  酸化還元 ,  プロキシ ,  調査 ,  アドリア海