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J-GLOBAL ID：202002234324044619   整理番号：20A1104181

β-シクロデキストリン錯体生成過程の安定度定数と熱力学パラメータのクロマトグラフ定量における有望なツールとしての定量的構造保持関係モデリング【JST・京大機械翻訳】

Quantitative structure retention relationship modeling as potential tool in chromatographic determination of stability constants and thermodynamic parameters of β-cyclodextrin complexation process

著者 (5件)： Maljuric Nevena (University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Department of Drug Analysis, Vojvode Stepe 450, 11 152 Belgrade, Serbia) ,  Otasevic Biljana (University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Department of Drug Analysis, Vojvode Stepe 450, 11 152 Belgrade, Serbia) ,  Malenovic Andelija (University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Department of Drug Analysis, Vojvode Stepe 450, 11 152 Belgrade, Serbia) ,  Zecevic Mira (University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Department of Drug Analysis, Vojvode Stepe 450, 11 152 Belgrade, Serbia) ,  Protic Ana (University of Belgrade, Faculty of Pharmacy, Department of Drug Analysis, Vojvode Stepe 450, 11 152 Belgrade, Serbia)
資料名： Journal of Chromatography A  (Journal of Chromatography A)
巻： 1619  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： C0278B  ISSN： 0021-9673  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シクロデキストリン(CD)をクロマトグラフィー検体の保持時間に用いると,移動相中のCD濃度の増加に伴って保持時間は減少する。したがって,錯体安定性定数は錯体形成による配位子分子の保持時間の変化から決定できる。先行するアプローチは,広範囲で時間がかかるHPLC実験を意味するので,本研究の目的は,代わりにin silico予測ツールを用いる可能性を調べることであった。β-CD修飾HPLCシステムにおけるリスペリドン,オランザピンおよびそれらの構造的に関連する不純物の保持挙動を説明するために以前に開発した定量的構造-保持関係(QSRR)モデルを適用して,調べたドメイン内の異なるクロマトグラフィー条件下での保持因子を予測した。予測された保持因子は,安定度定数と重要な熱力学的パラメータ,すなわち標準Gibbs自由エネルギー,標準モルエンタルピーおよびエントロピーの計算のためにさらに使用され,包接現象に寄与した。安定度定数の計算に用いたクロマトグラフィー理論とは対照的に,β-CD濃度の増加に伴う予想外の長い保持が観察された。結果として,アセトニトリル含有量が20%(v/v)のとき,調べたpH範囲にわたってほぼ全ての分析物に対する安定度定数及び熱力学的パラメータ計算の失敗をもたらした。さらに,調べた検体と遊離固定相シラノール基のイオン化はpHに依存し,遊離シラノール基がpH3以下で非イオン化されると二次相互作用の最小化をもたらす。予測された保持因子の精度を証明するために,HPLC検証実験を行い,予測値と実験値の間の良好な一致を得て,提案したin silicoツールの適用性を確認した。しかし,得られた結果は,いくつかの新しい疑問を開き,クロマトグラフィー法は,β-CD改質システムの複雑性を示す安定度定数および熱力学的パラメータの計算において全体的に適用できないことを明らかにした。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： イオン化 ,  エントロピー ,  相互作用 ,  不純物 ,  *生成定数 ,  *クロマトグラフィー ,  *錯体生成 ,  *シクロデキストリン ,  移動相 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  保持因子 ,  脂肪族ニトリル
準シソーラス用語： in silico ,  QSRR , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 包接錯体 ,  シクロデキストリン ,  HPLC ,  安定度定数 ,  熱力学パラメータ ,  QSRR

分類 (1件)： クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S)

物質索引 (2件)： アセトニトリル ,  オランザピン

タイトルに関連する用語 (9件)： β-シクロデキストリン ,  錯体生成 ,  過程 ,  安定度定数 ,  熱力学パラメータ ,  クロマトグラフ ,  定量 ,  ツール ,  モデリング