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J-GLOBAL ID：202002234530402109   整理番号：20A0017818

脊椎動物肢の精密再生の基礎となるクロマチン動力学 後成的調節と細胞記憶【JST・京大機械翻訳】

Chromatin dynamics underlying the precise regeneration of a vertebrate limb - Epigenetic regulation and cellular memory

著者 (3件)： Hayashi Shinichi (Embryology, Institute of Advanced Medical Sciences, Tokushima University, 3-18-15 Kuramoto-Cho, Tokushima 770-8503, Japan) ,  Tamura Koji (Laboratory of Organ Morphogenesis, Department of Ecological Developmental Adaptability Life Sciences, Graduate School of Life Sciences, Tohoku University, 6-3 Aoba, Sendai 980-8578, Japan) ,  Yokoyama Hitoshi (Department of Biochemistry and Molecular Biology, Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University, 3 Bunkyo-cho, Hirosaki 036-8561, Japan)
資料名： Seminars in Cell & Developmental Biology  (Seminars in Cell & Developmental Biology)
巻： 97  ページ： 16-25  発行年： 2020年 
JST資料番号： T0944B  ISSN： 1084-9521  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 創傷治癒,組織再生および器官再増殖は,損傷後の脊椎動物で観察される全ての再生現象である。しかし,再生能力は種間で大きく異なる。哺乳類は創傷治癒と組織再生を受けるが,器官を再生できない。例えば,それらは切断された肢を取り戻すことができない。対照的に,両生類と魚は器官レベルの再生に対して非常に高い能力を持っている。医学研究とマウスのような従来の哺乳類モデルに加えて,両生類と魚における研究は,肢,尾部,または鰭の再成長を含む再生の必須因子と機構を明らかにした。しかしながら,切断部位から新しい付属物を正確に生成するために必要な細胞記憶の分子的性質は完全には理解されていない。最近の報告は,器官再生が後成的調節に密接に関連することを示している。例えば,ゲノムDNAのメチル化状態は再生関連遺伝子の発現に関連し,ヒストン修飾酵素は再生のためのクロマチン動力学を制御するために必要である。後成的修飾の遺伝的システムを含む細胞記憶の提案機構は,後成的調節が器官再生における細胞記憶の基礎を形成すると仮定することを導いた。ここでは,器官再生における後成的調節の役割の現在の理解を要約し,器官再生と後成的記憶の間の関係を考察する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 哺乳類 ,  *脊椎動物 ,  両生類 ,  遺伝子 ,  位置情報 ,  *クロマチン ,  酵素 ,  メチル化 ,  創傷治癒 ,  遺伝
準シソーラス用語： ヒストン修飾 ,  ゲノムDNA ,  再増殖 ,  器官 ,  組織再生 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 臓器再生 ,  後成的調節 ,  細胞記憶 ,  位置情報(価値) ,  再生能力の改善

分類 (2件)： 発生と分化  (EJ16020W) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (7件)： 脊椎動物 ,  精密 ,  基礎 ,  クロマチン ,  動力学 ,  調節 ,  細胞