抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2015年6月22日の南昌大暴風雨の循環背景と主要影響システムを,従来の高高度と地上観測データを使って分析した。HYS-PLITモードと6hのNCEP1°×1°再解析場資料を利用して、大雨過程240hの気塊の後方軌道をシミュレーションし、中低層の軌跡に対してクラスター分析を行い、異なる階層の気塊が移動中の水蒸気の変化を検討した。結論;1)この豪雨過程は500hPa低トラフ前と亜熱帯高気圧周辺の南西気流中、南シナ海海域に1508号熱帯風嵐鯨の背景にあり、中低層には低渦、せん断線及び低高度ジェットと地面寒冷前線があり、高空200hPaには風向シャントが発散する。また、南昌上空はポテンシャル不安定成層などの対流性降水特徴を有する。(2)トラジェクトリークラスタ分析によると、豪雨過程中の水蒸気経路は全体的に6本にまとめられ、西北太平洋西部、1500m以上のレベルにあり、180本の軌跡の46.7%を占める。その次は南シナ海東部の北上から、3000m以下のレベルにあり、24.4%を占める。また、ベンガル湾東部、中南半島南部と雲南省南部などの南西方向の通路があり、11.7%を占める。他の3つの経路はすべて9%未満であった。(3)異なるレベルの気塊の水蒸気含有量の定量分析により、西北太平洋の西部と南シナ海東部の近海面からの気塊の水蒸気含有量が大きく、1500、500mの上空に到着した時は湿らより高いため、豪雨への寄与が大きいことが分かった。南昌3000m上の空気塊が初期に西北太平洋中部から相対的に乾燥した空気はあるが、南昌上空に到着した時、水蒸気含有量が著しく増大し、暴風雨の水蒸気輸送への貢献も大きい。亜熱帯高気圧リッジ線が安定に維持され、南シナ海に熱帯ストームが存在するという背景において、亜熱帯高気圧の底部に沿って東南あるいは偏東気流による水蒸気輸送は江南北部の豪雨の発生に非常に重要である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】