抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・本稿は2019年日本地図学会論文賞の受賞論文「札幌市の市制開始期における詳細地形と水文環境」の紹介。
・論文の目的は1924年に作成された「札幌市街之図」に基づき,市制開始当初の札幌の地形と水を巡る生活環境の復元。
・当時の札幌市域は豊平川が形成した扇状地に位置し,多くの地下水が湧き出し,市民が利用する一方,札幌の街では豊平川が洪水災害を繰り返し,大洪水も発生。
・この図に描かれた地形情報は,詳細標高データをGISでディジタル化することによって,地理学的な視点からこれらを評価し,検証することが可能。
・「札幌市街之図」内の標高値が60~70尺になっており,メートルに換算した結果,現在の標高と一致し,つまり,この地図は30.3cm毎の等高線による地形情報。