文献

J-GLOBAL ID：202002235089856992   整理番号：20A0483031

ベンガル湾上のモンスーン抑制の急速な発達におけるメソ規模降水システムとそれらの役割【JST・京大機械翻訳】

Mesoscale precipitation systems and their role in the rapid development of a monsoon depression over the Bay of Bengal

著者 (4件)： Fujinami Hatsuki (Institute for Space-Earth Environmental Research, Nagoya University, Nagoya, Japan) ,  Hirata Hidetaka (Institute for Space-Earth Environmental Research, Nagoya University, Nagoya, Japan) ,  Kato Masaya (Institute for Space-Earth Environmental Research, Nagoya University, Nagoya, Japan) ,  Tsuboki Kazuhisa (Institute for Space-Earth Environmental Research, Nagoya University, Nagoya, Japan)
資料名： Quarterly Journal of the Royal Meteorological Society  (Quarterly Journal of the Royal Meteorological Society)
巻： 146  号： 726  ページ： 267-283  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0478A  ISSN： 0035-9009  CODEN： QJRMAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モンスーン沈降の中のメソスケール降水の構造は,依然として,総観規模の複合雲と降水構造としてよく知られていない。ここでは,多重衛星センサと雲分解地域モデルからの観測データを用いて,モンスーン抑制のライフサイクルの異なるステージにおけるメソスケール降水システムの三次元構造を調べた。モンスーン抑制の発達に及ぼす降水系とベンガル湾(BoB)からの潜熱の影響もモデルによる感度実験で評価した。典型的なモンスーン沈降はBoB上で2016年8月17日に発達した。急速な発達段階において,衛星観測は深い対流性降水セルを持つ中規模の対流系を明らかにし,BoBの頭部近くに層状の降水を形成する。極端に深い強い対流セルは,閉じた低気圧循環がBoBの最北部分の周りで明らかになるとき,リング状降雨帯に沿って現れる。深い対流は頻繁に現れ,特に低い西側から南西側に沿って,閉じた低気圧性循環の西南西部を構成する大規模対流利用可能ポテンシャルエネルギー(CAPE)の気団との間の収束傾向があり,強いモンスーン偏西風は低い南に比較的安定した気団を持つ。感度実験は,BoBからの雲/降水過程と蒸発の両方が,BoB上のモンスーン抑制の急速な発達に必須であることを明らかにした。BoBからの蒸発は,低い近くの大気境界層に大量の水分を加える。南半球は暖かい湿潤境界層空気中の低気圧の東側にあり,閉じた低気圧循環に対し,低気圧で大規模なCAPE環境を維持し,深い対流を強める。BoB上のモンスーン抑制の急速な強化をもたらす湿潤対流を含む可能な正フィードバック過程を考察した。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 湿潤 ,  レインバンド ,  総観規模 ,  気団 ,  潜熱 ,  大気境界層 ,  偏西風 ,  *モンスーン ,  南半球 ,  ライフサイクル ,  対流 ,  沈降 ,  低気圧 ,  *降水 ,  水分

著者キーワード (5件)： 雲分解領域モデル ,  潜熱加熱 ,  中規模降水システム ,  モンスーン抑制 ,  衛星搭載降水と雲レーダ

分類 (2件)： 中小規模擾乱,降水特性  (DC05120X) ,  大気大循環,熱帯気象  (DC05060G)

タイトルに関連する用語 (6件)： ベンガル湾 ,  モンスーン ,  発達 ,  メソ規模 ,  降水システム ,  役割