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J-GLOBAL ID:202002235108177821   整理番号:20A2015001

Tyk2/STAT1経路に関与する動脈硬化性炎症におけるTNK1の新しい推定的役割【JST・京大機械翻訳】

A Novel Putative Role of TNK1 in Atherosclerotic Inflammation Implicating the Tyk2/STAT1 Pathway
著者 (8件):
資料名:
巻: 2020  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7804A  ISSN: 0962-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【目的】アテローム性動脈硬化症は,多くの臨床症状の原因となる慢性炎症性疾患である。本研究では,アテローム性動脈硬化症におけるTNK1の抗炎症機能および機構を検討した。方法.ApoE(-/-)マウスとヒト頚動脈内膜剥離(CEA)アテローム硬化性プラークを用いて,TNK1の差次的発現を調査した。ApoE(-/-)マウスに高脂肪食(HFD)または正常脂肪食(NFD)を8週間与えた。大動脈を分離し,オイルレッドOで染色し,アテローム性動脈硬化症の形成を評価した。マウス大動脈のTNK1をqPCRで測定した。ヒトCEAを得て,破裂および安定プラークとして同定した。TNK1のレベルは,qPCRとウエスタンブロット染色で測定した。TNK1の抗炎症効果を調べるために,THP-1細胞においてさらなる研究を行った。PMA(ホルボール12-ミリスチン酸13-酢酸)とTHP-1細胞をインキュベートすることによりマクロファージの形成を誘導した。その後,酸化低密度リポ蛋白質(oxLDL)を用いて炎症を刺激し,炎症因子の分泌をELISAとqPCRで測定した。TNK1,総STAT1およびTyk2のレベル,およびSTAT1とTyk2のリン酸化を,TNK1の機構を明らかにするためにウェスタンブロットで測定した。結果.オイルレッドO染色は,8週間のHFD処理後にApoE(-/-)マウスの大動脈に脂質の明らかな沈着を示した。TNK1レベルはHFD給餌ApoE(-/-)マウス大動脈弓と破裂ヒトCEAプラークの両方で非常に高かった。TNK1は他のアテローム性動脈硬化関連細胞(HUVEC,HBMEC,HA-VSMC)に比べてTHP-1細胞で高度に発現し,TNK1が炎症に関与することを示した。shTNK1によるTNK1発現の抑制は,IL-12,IL-6およびTNF-αのような炎症因子のoxLDL誘導分泌を阻害した。また,ShTNK1は脂質の取り込みを阻害し,THP-1細胞における細胞コレステロール含量を減少させた。さらに,shTNK1はTyk2とSTAT1のoxLDL誘導リン酸化を抑制した。【結語】TNK1は,アテローム性動脈硬化症における炎症に関与し,shTNK1は,THP-1細胞におけるoxLDL誘発炎症および脂質沈着を抑制した。この機構はTyk2/STATシグナル経路に関連している可能性がある。Copyright 2020 Mei-Hua Bao et al. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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循環系の基礎医学  ,  循環系の疾患 
引用文献 (25件):

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