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J-GLOBAL ID：202002235580792335   整理番号：20A0410522

局所3D画像によるユーザーに無自覚な視線誘導技術の有用性の評価

著者 (4件)： 村上翔哉 (関西大) ,  小谷賢太郎 (関西大 システム理工) ,  鈴木哲 (関西大 システム理工) ,  朝尾隆文 (関西大 システム理工)
資料名： 関西大学先端科学技術シンポジウム講演集  (関西大学先端科学シンポジウム講演集)
巻： 24th  ページ： 165-168  発行年： 2020年01月23日 
JST資料番号： L3214A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,情報を効率よく得ることができる手段としてユーザーに気づかれない視線誘導技術が注目されている。その手法として局所3D画像,解像度制御画像を用いた視線誘導が存在する。本研究では,被験者が局所3D変化または解像度変化に気づいていない状態における視線位置と瞳孔径を計測することで誘目度とユーザーに与える興味度を算出し,視線誘導手法としてどちらがより有用な手法なのかを検討した。実験結果から,通常時に比べ無自覚状態での視線誘導に視線誘導効果が存在することがわかった。また,局所3D画像を用いた視線誘導の方が解像度制御を用いた視線誘導に比べて有意に誘目度が高い傾向が見られた。このことから,ユーザーに気づかれない視線誘導技術として局所3D画像を用いた視線誘導手法がより実用的な手法であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *立体画像 ,  空間分解能 ,  意識 ,  *視線 ,  *誘導 ,  指標 ,  実験 ,  データ解析 ,  三次元ディスプレイ ,  局所性 ,  性質 ,  人間機械系
準シソーラス用語： 3D画像 ,  被験者実験 ,  評価指標 ,  無自覚 ,  有用性

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (15件)：

• L. McCay-Peet, et al., On saliency, Affect and Focused Attention, CHI' 12, 541-550 (2012).
• 畑元 他, 解像度制御を用いた視線誘導, 情報処理学会論文誌, 56(4), 1152-1161 (2015).
• S. Kim et al., The effects of functional binocular disparity on route memory in stereoscopic images, IS&T International Symposium on Electronic Imaging, Society for Imaging Science and Technology, 1-6 (2016).
• 小井土慶久 他, 局所立体映像表現の認知特性の評価, 日本人間工学会大会講演集 日本人間工学会第52回大会 一般社団法人 日本人間工学会, 252-253 (2011).
• 上道寛子 他, 1S2-2 特定領域への両眼視差の付加と注意・記憶への影響, 人間工学 49 (Supplement), 34-35 (2013).

タイトルに関連する用語 (4件)： 3D画像 ,  ユーザー ,  有用性 ,  評価