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J-GLOBAL ID:202002236151949110   整理番号:20A2578062

エルロチニブ耐性におけるARL4Cの役割:Jak2/Stat5/β-カテニンシグナリング経路の活性化【JST・京大機械翻訳】

The Role of ARL4C in Erlotinib Resistance: Activation of the Jak2/Stat 5/β-Catenin Signaling Pathway
著者 (11件):
資料名:
巻: 10  ページ: 585292  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7089A  ISSN: 2234-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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EGFR経路を標的とする薬剤であるエルロチニブから最初に利益を得る癌患者は,最終的に薬剤に対する耐性を発症する。根底にある機構は殆ど知られていない。この研究では,NSCLCのエルロチニブ耐性発達におけるARL4Cの役割を検討した。2つのNSCLC細胞株(HCC827とPC-9)におけるARL4CのmRNAと蛋白質の発現を分析するために,qRT-PCRとウエスタンブロット法を実行した。いくつかのアッセイ(MTS,コロニー形成,トランスウェル移動,ルシフェラーゼレポーター及びクロマチン免疫沈降)を用いて,エルロチニブ耐性細胞の生体機能変化におけるARL4Cの役割及びJak2/Stat5/β-カテニンシグナル伝達との関連を調べた。結果は,(1)エルロチニブの長期使用がARL4Cのダウンレギュレーションをもたらすことを示した;(2)ARL4Cの過剰発現は,薬剤耐性HCC827/ER細胞におけるエルロチニブに対する感受性を回復できたが,ARL4Cのダウンレギュレーションは,HCC827およびPC-9細胞の薬物に対する耐性を増加させた。(3)ARL4Cのエルロチニブ誘導ダウンレギュレーションは,Jak2/Stat5の燐酸化およびβ-カテニンおよびそれらの関連した分子Axin2,CD44,Ccnd1,Lgr-5およびMMP7のアップレギュレーションを生じ,これはエルロチニブ耐性細胞の悪性挙動を促進した;(4)クロマチン免疫沈降とルシフェラーゼレポーターアッセイは,Stat5がβ-カテニンプロモーターに結合して,悪性挙動を維持するための分子をアップレギュレートし,それは,EGFR経路が遮断される間,エルロチニブ耐性細胞がどのように生存するかを計数するかもしれないことを明らかにした。(5)ARL4Cの発現は,エルロチニブ耐性細胞とNSCLC組織の両方で既知のEGFR遺伝子変異と関係していなかった。著者らのデータは,NSCLCのエルロチニブ耐性が,Jak/Stat/β-カテニンシグナリングに影響することを通して,ARL4Cのダウンレギュレーションと関連することを示唆する。ARL4Cは,TKI標的化療法の有効性およびNSCLCにおけるエルロチニブ耐性を克服する可能性のある治療標的を予測するためのバイオマーカーとして役立つ。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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