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J-GLOBAL ID:202002236497286165   整理番号:20A1009350

繊毛化ヒト鼻上皮細胞におけるカルボシステインによる繊毛拍動振幅の増強【JST・京大機械翻訳】

Enhancement of ciliary beat amplitude by carbocisteine in ciliated human nasal epithelial cells
著者 (12件):
資料名:
巻: 130  号:ページ: E289-E297  発行年: 2020年 
JST資料番号: E0766D  ISSN: 0023-852X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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目的:粘膜活性剤であるカルボシスチシン(CCIS)は,副鼻腔疾患の症状を改善するために使用される。しかし,鼻繊毛拍動に及ぼすCCISの影響は不明のままである。一次培養における毛様ヒト鼻上皮細胞(cHNECs)における繊毛拍動距離(CBD,振幅の指標)および繊毛拍動頻度(CBF)に対するCCISの影響を検討した。方法:慢性副鼻腔炎(CS)またはアレルギー性鼻炎(AR)に対する手術を必要とする患者から切除した鼻組織からcHNECsを調製した。CBDとCBFは,高速カメラを装備したビデオ顕微鏡検査を用いて測定した。結果:CCISはCBDを30%増加させたが,CBFは増加させず,cHNECsにおける細胞内Cl-濃度([Cl-]i)を減少させた。CCISの作用はCl-フリーNO3-溶液により模倣された。対照的に,NPPB(20μM)またはCFTR(inh)-172(1μM)の前処理は,[Cl-]_iを20%増加させ,CBFを10%,CBDを25%減少させ,CCISの作用を阻害した。しかしながら,T16Ainh-A01(10μM)の前処理はCCISの作用を阻害しなかったが,[Cl-]_iを10%,CBDを15%減少させた。このように,CCISは,嚢胞性線維症膜貫通コンダクタンス調節因子(CFTR)を含むCl-チャンネルを刺激する。さらに,CCISはcHNECsにおける拍動繊毛により駆動されるマイクロビーズの輸送を増強した。CCIS作用は両タイプの膝蓋からのcHNECsにおいて類似していた。結論:CCISは,CFTRを含むCl-チャンネルの活性化により刺激された[Cl-]iの減少を介して,cHNECsにおけるCBDを30%増加させた。CCISはCSまたはARを収縮させる患者においてCBDを増加させることにより鼻粘膜繊毛クリアランスを刺激する可能性がある。レベルOF証拠:Na。喉頭鏡,130:E289-E297,2020。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  吸収系一般 
物質索引 (1件):
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