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J-GLOBAL ID：202002236673806901   整理番号：20A2736089

放射性セシウムの生態系への影響とカイコを用いた評価系について

著者 (2件)： 木野内忠稔 (京大 複合原子力科研) ,  田中草太 (日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究セ)
資料名： 海洋化学研究  (Transactions of the Research Institute of Oceanochemistry)
巻： 33  号： 2  ページ： 80-83  発行年： 2020年11月14日 
JST資料番号： L6053A  ISSN： 0912-4829  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2011年3月の東京電力福島第一原発(FDNPP)事故で放出された放射性核種中のセシウム137の生物に対する影響調査が継続。
・放射線の生物影響は内部被ばくを含む低線量の長期的な被爆による影響評価が必要,モデル動物としてカイコを使用して模擬実験系と構築して生物影響を検討。
・模擬環境実験の条件設定と実験方法,総被ばく量の算出,形態異常の評価を説明,被爆群とコントロール群間で有意差は無く,野外調査で得られたヤマトシジミの結果と相違。

シソーラス用語： *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  生態系 ,  *環境アセスメント ,  *カイコ ,  環境影響 ,  反応 ,  生物学的放射線効果 ,  奇形 ,  原子炉事故 ,  福島県 ,  蛹 ,  放射線被曝 ,  システム ,  実験動物 ,  被曝線量 ,  シジミチョウ科 ,  セシウム137
準シソーラス用語： *放射性セシウム ,  *生態系影響評価 ,  放射線影響 ,  形態異常 ,  福島第一原発事故 ,  長期被曝 ,  模擬実験システム ,  モデル動物 ,  ヤマトシジミ

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (14件)：

• Hiyama, A., et al., The biological impacts of the Fukushima nuclear accident on the pale grass blue butterfly. Scientific Reports, 2012, 2: 570.
• Taira, W., et al., Fukushima’s biological impacts: the case of the pale grass blue butterfly. Journal of Heredity, 2014, 105.5: 710-722.
• Nohara, C., et al., The biological impacts of ingested radioactive materials on the pale grass blue butterfly. Scientific Reports, 2014, 4: 4946.
• Whicker, F.W., Schultz, V., Radioecology: Nuclear Energy and the Environment, CRC Press, Boca Raton, FL (1982).
• Tazima, Y., Genetical and Cytological Proofs of Attached Chromosomes in Bombyx Mori. Japanese J. Genet. (1938).

タイトルに関連する用語 (4件)： 放射性セシウム ,  生態 ,  カイコ ,  評価