抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1760年4月にThe Great Room of the Society of Artsで開催されたThe Art Exhibitionが,英国芸術の歴史におけるターニングポイントとしてマークされた。それにより,公共の場で,また,上流階級のマンションのようなプライベートな場において,芸術作品を楽しむことができた。この展示会の後に,三つの協会,すなわち,1761年におけるThe Society of Artists of Great Britainと,The Free Society of Artists,および1768年におけるThe Royal Academy of Artsが設立された。それらの影響を明らかにするために,本研究では,1760年から1893年(1901年)までの,主なLondon Exhibitionにおいて作品を展示している芸術家のGravesの辞書を用いて,1760から1779までのそれらの出展者について研究した。その結果,(1)三つの協会は,出展者の数ではほとんど同じレベルにあり,(2)それらの出展者は,アマチュアから芸術のエリートまで広い種類の人を含んでおり,彼らの作品は,優渥な芸術から工芸まで広い多様性を示していた。これらの芸術展により,20,000人以上の来観者は彼らの美的感覚を養うことができ,それによって,新しい中流階級層が彼らの新しいセミ-ラグジュリーを購入しようと決めたであろう。本研究はM.Bergの定説を補足するものである。(翻訳著者抄録)