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J-GLOBAL ID:202002237104092614   整理番号:20A2182224

2011年の福島第一原子力発電所事故後の最初の3年間の栃木県北部と北西部におけるアンド土から玄米への放射性セシウムの移動

Radiocesium transfer from Andosols to brown rice in the northern and northwest areas of Tochigi Prefecture, in the first 3 years following the 2011 Fukushima Daiichi nuclear power plant accident
著者 (6件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 515-526  発行年: 2020年06月 
JST資料番号: W1879A  ISSN: 0038-0768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2011年の福島第一原子力発電所事故後のアンド土など汚染土壌から農作物への放射性セシウムの移動の可能性については,大きな関心事になった。アンド土は栃木県の北部と北西部の水田の70%を占めて,当地方の放射性セシウムの濃度は1000Bq/kg,あるいは数か所の圃場の土壌ではそれ以上であった。本研究では,事故後の最初の3年間における灰色水田土についての値と比較してアンド土の放射性セシウムの植物利用性を決定するための実験を行った。移動因子(TF)は灰色水田土よりもアンド土の方が高くなる傾向があって,放射性セシウム濃度はアンド土で栽培した玄米よりも高かった。アンド土における交換性カリウム(Ex-K2O)はTFと負の高い相関を示し,粘土がそれに続いた。Ex-K2O値は粘土/全炭素(T-C)値と正の相関を示して,高いT-C値が粘土鉱物へのK2Oの吸着を弱めることを示唆した。従ってT-C値については,比較的に大きなアンド土のTF値に関して部分的に説明することができた。200mg/kgより小さいEx-K2O値およびT-C値をもつ試料では,2011年から2012年までのTF値では顕著な低下を示した。しかし,2012年から2013年までの低下は非常に小さかった。これらの試料に含まれた放射性セシウムは,おそらくアロフェンの可逆的な吸着と固定の特性のために長期間にわたるイネによる吸収に利用されると考えられた。多くの灰色水田土は,小さいEx-K2O値と粘土含有量によって0.1よりも大きなTF値を持つ場合を除いて,本研究を行なった3年間にわたるTF値は非常に小さく,TFの幾何学的平均(GM)値は2012年には0.01以下であった。1mol/Lの酢酸アンモニウム溶液による交換性の放射性セシウム(Ex-Cs)の抽出は,アンド土での放射性セシウムのTFの変動を説明する適切な方法ではないようであった。これは,Ex-Cs値がアンド土におけるEx-K2O値と有意に相関したが灰色水田土では相関しなかったためで,Ex-K2O値がEx-Csとの関連でこの変動性を説明することを意味した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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植物栄養  ,  稲作  ,  環境の汚染及び防止 
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