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J-GLOBAL ID：202002237179191000   整理番号：20A2713418

フードチェーンを支える革新的技術 2 可視近赤外分光法による野菜鮮度の非破壊推定

Nondestructive estimation of vegetable freshness by visible and near infrared spectroscopy

著者 (1件)： 黒木信一郎 (神戸大 大学院農学研究科)
資料名： アグリバイオ  (Agricultural Biotechnology)
巻： 4  号： 13  ページ： 1143-1147  発行年： 2020年12月20日 
JST資料番号： F1907A  ISSN： 2432-5511  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・青果物の鮮度の非破壊的計測は,鮮度保持技術の有効性をより詳細な評価や,経時的なモニタリングにより青果物の状態に応じて動的に環境を制御し,収穫後ロスを低減することに貢献可能。
・ホウレンソウの葉の可視近赤外分光法を用いての鮮度モニタリング技術開発の成果について概説。
・1)鮮度評価のターゲット物質と可視近赤外分光法,2)開発技術の有効性検証,の2項目について解説。
・脂質過酸化率が鮮度指標の有望な候補であるため,脂質過酸化率に大きく関連するマロンジアルデヒド(MDA)当量を鮮度評価のターゲット物質とし,低酸素貯蔵による鮮度劣化抑制効果を調査。
・MDA当量を鮮度指標とすることの妥当性が再確認されたことから,可視近赤外スペクトル法を用いてMDA当量の非破壊推定モデルを開発し,その鮮度予測精度を評価。
・予測精度は,R²≒0.63,RMSE≒27nmol/gDWで,ラフなスクリーニングには十分な精度であることが判明。

シソーラス用語： 食品流通 ,  技術革新 ,  *野菜 ,  *新鮮度 ,  評価 ,  ホウレンソウ ,  *スペクトロスコピー ,  脂質過酸化 ,  非破壊測定 ,  監視 ,  モデル ,  スクリーニング ,  *食品検査 ,  *可視近赤外分光法 ,  脂肪族アルデヒド
準シソーラス用語： フードチェーン ,  モニタリング ,  推定モデル ,  非破壊評価

分類 (3件)： 食品の品質  (FJ01040F) ,  食品の分析  (FJ01030U) ,  野菜とその加工品  (FJ11020O)

物質索引 (1件)： マロンジアルデヒド

タイトルに関連する用語 (5件)： フードチェーン ,  可視近赤外分光法 ,  野菜 ,  鮮度 ,  推定