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J-GLOBAL ID：202002237199141277   整理番号：20A1358999

洪水によって冠水する都市域におけるハザードマップ表示上の留意点

CONSIDERATIONS ON EXPRESSION OF FLOOD HAZERD MAP IN INUNDATION AREAS AT URBAN DISTRICT

著者 (5件)： 後藤浩 (日本大学 理工学部まちづくり工学科) ,  佐藤敏和 ((株)シビルソフト開発) ,  岡田健司 ((株)シビルソフト開発) ,  前野賀彦 (日本大学 理工学部土木工学科) ,  竹澤三雄 (日本大学)
資料名： 土木学会論文集 F6(安全問題)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F6 (Safety Problem) (Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_39-I_46(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0256A  ISSN： 2185-6621  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,基礎自治体から,与えられた対象降雨に対する内水氾濫や堤防越堤・破堤が原因の外水氾濫に関する洪水ハザードマップが住民へ公開・配布されている.そのハザードマップでの危険性の表示は,主として浸水深のみの場合が多い.しかしながら,実際,浸水するにあたっては,流れを伴っているケースが多く,時間的に急速に浸水し水深が小さくても歩行できない場合がある.また,流れが弱く時間的にゆっくりと氾濫原が浸水する場合,洪水による濁水の湛水により水面下の道路の縁石や側溝などの地物が視認できず,人が徒歩避難する上で危険である.すなわち,現行ハザードマップの表示には,検討の余地があると考えられる.本研究では,現行ハザードマップにおける危険性の表示法について不足していると考えられる点を抽出し整理した.そして,それらの不足点に関する改善策について検討を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： *洪水 ,  *主題図 ,  *改良 ,  都市域 ,  浸水 ,  水流 ,  状態分析 ,  数値解析 ,  避難 ,  連絡通路 ,  防護施設 ,  二足歩行 ,  障害物 ,  *ハザードマップ ,  避難所
準シソーラス用語： 避難施設 ,  避難通路

著者キーワード (5件)： hazard map ,  flooding ,  inundation by inland water ,  inundation by river water ,  evacuation

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (25件)：

• 1) 例えば, 国土交通省水管理・国土保全局:水害レポート2018, http://www.mlit.go.jp/river/pamphlet_jirei/pdf/suigai2018.pdf(2019/5/28確認).
• 2) 内閣府中央防災会議:大規模水害対策に関する専門調査会「首都圏水没~被害軽減のために取るべき対策とは~」, 2010, http://www.bousai.go.jp/(2019/5/24確認).
• 3) 国土交通省都市・地域整備局下水道部:内水ハザードマップ作成の手引き(案), https://www.mlit.go.jp/common/(2019/09/01確認).
• 4) 後藤浩:平成27年9月関東・東北豪雨による浸水家屋の被災に関する数値解析的検討, 日本建築学会技術報告集, 第25巻, 第59号, pp. 521-525, 2019.
• 5) 例えば,東京都建設局:洪水ハザードマップ,http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/(2019/5/21確認)

タイトルに関連する用語 (6件)： 洪水 ,  冠水 ,  都市 ,  ハザード ,  マップ表示 ,  留意