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J-GLOBAL ID：202002237221061131   整理番号：20A0117031

炭素中立社会へのトランジション:移行管理の課題 気候政策に関する市民会議:その背景と意義

Citizens’ Assemblies on Climate Policy: Backgrounds and Significance

著者 (1件)： 三上直之 (北大)
資料名： 計画行政  (Planning and Public Management)
巻： 42  号： 4  ページ： 21-26  発行年： 2019年12月15日 
JST資料番号： L6939A  ISSN： 0387-2513  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気候変動問題に関する公共の議論の現在の促進における顕著な傾向は,ランダムに選択された市民の集合体の導入である。2019年に,フランスと英国は市民の集合体の打ち上げを公表し,炭素中立社会への移行を議論し,一方,アイルランド政府は気候政策に関する勧告のために2017年に多目的市民の集合を相談した。このことは,世界中の過去数十年にわたるミニ公共技術の開発と応用において,世界規模での参加型環境ガバナンスを実現することを目的とした,地域的な現象よりもむしろグローバルな傾向と見なされるべきである。日本で開催された「脱炭素化と生活の質」に関する2日市民パネルの著者の最近の試みは,ランダムに選択された市民パネルが,情報化される機会,気候変動問題に関する審議,および総合的な炭素中立遷移を効果的に提供できることを示している。しかし,特定の市民パネルからの結論は,その条件に大きく依存する可能性がある。この方法の完全な利点を得るために,異なる設定においてそのような会議を繰り返し,より広い公共のデブに対するそれらの結果を共有することが重要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 物質収支 ,  *エネルギー政策 ,  *気候変動 ,  経営管理 ,  *経営参加 ,  環境管理 ,  *社会 ,  *エネルギー移動
準シソーラス用語： *カーボンニュートラル社会 ,  グローバル化 ,  環境ガバナンス ,  市民活動

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

引用文献 (16件)：

• 1) CESE (2019a) “Convention citoyenne pour la transition écologique”, フランス経済社会環境評議会ウェブサイト(https://www.lecese.fr/content/patrick-bernasconi-et-francois-de-rugy-installent-le-comite-de-gouvernance-de-la-convention-citoyenne-pour-la-transition)
• 2) CESE (2019b) “Convention citoyenne pour le climat: Les critères de sélection des citoyennes et citoyens se précisent”, フランス経済社会環境評議会ウェブサイト(https://www.lecese.fr/convention-citoyenne-tirage-au-sort-criteres-selection).
• 3) Curato, N. and Böker, M. (2016) “Linking mini-publics to the deliberative system: a research agenda”, Policy Sciences, 49 (2), 173-190.
• 4) 脱炭素社会への転換と生活の質に関する市民パネル実行委員会(2019)『脱炭素社会への転換と生活の質に関する市民パネル 政策関係者のための報告書』(http://hdl.handle.net/2115/73624).
• 5) 江守正多(2015)「「2度C」はCOP21の前提:この目標の本当の意味を、日本人は特にわかっていない?」『論座』2015.12.10(https://webronza.asahi.com/science/articles/2015120900002.html).

タイトルに関連する用語 (8件)： 炭素中立 ,  社会 ,  トランジション ,  移行 ,  気候政策 ,  市民 ,  会議 ,  背景