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J-GLOBAL ID：202002237240987856   整理番号：20A0540766

地中構造推定のための後方散乱応答モデルに関する一考察

A consideration on a backscattering response model for the estimation of underground structures

著者 (4件)： 佐藤尚樹 (東京都市大 大学院総合理工学研究科) ,  平野駿介 (東京都市大 知識工) ,  柴田随道 (東京都市大 大学院総合理工学研究科) ,  柴田随道 (東京都市大 知識工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 407(EST2019 79-102)  ページ： 73-76  発行年： 2020年01月23日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地中に生じた空洞に起因する道路の陥没などの事故が問題になっている.地面から地中へ電磁波を照射し,その後方散乱応答を測定することで空洞などの存在を推定する地中レーダー技術が開発されている.その推定手段として,地中を多層の構造体と仮定し,各層の媒質条件より後方散乱応答を簡易に計算できる数学モデルを利用する方法がある.数学モデルの応答と実際の応答を比較することにより地中内部を推定するものである.この方法で重要となるのが簡易に精度よく応答を計算できるモデルの構築である.本稿では,多層構造の後方散乱応答を各層界面での反射,透過係数を使って簡易に計算するモデルを考え,そのモデルによる地中構造の推定可能性を検討する.(著者抄録)

シソーラス用語： *後方散乱 ,  *地下構造 ,  地下空洞 ,  地中レーダ ,  レーダ ,  多層構造 ,  *数学モデル ,  透過率 ,  反射率
準シソーラス用語： 電磁波レーダ

分類 (2件)： 土質・基礎工学一般  (RA03010X) ,  レーダ  (ND13010H)

引用文献 (5件)：

• 国土交通省,道路統計年報2018,道路の現況, http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-data/tokei-nen/
• 園田,木本,山本,光谷,′′FDTD法を用いた電磁波レーダによる骨材をモデル化したコンクリートの亀裂検出の定量化,′′信学技法,EST2019-38,2019.
• 池内,園田,工藤,′′層状媒質の時間領域逆散乱問題の近似解法,′′電学論A,123巻,3号,pp.213-219,2003.
• K. S. Yee, ′′Numerical Solution of Initial Boundary Value Problems Involving Maxwell's Equations in Isotropic Media,′′ IEEE Trans. Ant. Propagat., Vol. AP-14, No.3, pp. 302-307, 1966.
• T. Shibata and H. Kimura, ′′Computer-Aided Engineering for Microwave and Millimeter-Wave Circuits Using the FD-TD Technique of Field Simulations,′′ Int. J. of Microwave and Millimeter -Wave Computer-Aided Engineering (John Wiley & Sons. Inc.), Vol.3, No.3, pp. 238-250, 1993.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地中 ,  構造推定 ,  後方散乱 ,  応答 ,  モデル