抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】重度失血性ショック/蘇生(HS/R)によって誘発された急性腎障害(AKI)に及ぼすサイレンシング情報調節因子1(SIRT1)活性化剤SRT1720の保護作用と機序を調査する。【方法】雄SDラットをランダムに4群に分割した:偽手術群,モデル群,SRT1720群,および併用群(各群8匹)。重度HS/Rモデルを,大腿動脈穿刺と蘇生法によって調製した。ラットの蘇生前に、SRT1720群は10mg・kg-1SRT1720の静脈注射を行い、連合群は10mg・kg-1SRT1720と5mg・kg-Pifithrin-α(p53抑制剤)の静脈注射を行った。偽手術群とモデル群は等量0.9%NaClを与えた。蘇生の2時間後に,腎組織を採取して,腎組織のアポトーシスを,ウエスタンブロットによって検出し,そして,アセチル化-p53とアポトーシス関連蛋白質(Cleaved-カスパーゼ-3)の相対的発現量を,ウエスタンブロット法によって検出した。【結果】偽手術群,モデル群,SRT1720群,および併用群のラット腎細胞のアポトーシス率は,それぞれ(10.67±2.49)%,(58.67±2.05)%,(36.00±1.62)%および(21.33±2.05)%であった。モデル群は偽手術群と比べ、あるいはSRT1720群はモデル群と比較して、あるいは併用群とSRT1720群の間に統計学的意義があった(いずれもP<0.01)。偽手術群,モデル群,SRT1720群,および併用群のラット腎臓組織におけるアセチル化-p53発現量(灰色値)は,それぞれ0.19±0.02,0.58±0.03,0.36±0.02および0.38±0.02であった。モデル群は偽手術群と比べ、あるいはSRT1720群とモデル群と比較して、統計学的意義があった(いずれもP<0.01)。上記4群のCleaved-caspase-3相対発現量(グレイ値)はそれぞれ0.14±0.02、0.49±0.02、0.36±0.02と0.23±0.02であった。モデル群は偽手術群と比べ、あるいはSRT1720群はモデル群と比較して、あるいは併用群とSRT1720群の間に統計学的意義があった(いずれもP<0.01)。【結語】SRT1720は,p53のアセチル化レベルを減少させて,p53活性化によって媒介されるアポトーシス経路を阻害して,重度HS/R誘発AKIの保護作用を果たした。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】