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J-GLOBAL ID：202002237615690662   整理番号：20A0370919

CFRPのエポキシ母材の高極性化による界面特性および疲労寿命の改善

Improvement of Interfacial Properties and Fatigue Life by High Polarization of Epoxy Matrix of CFRP

著者 (4件)： 松田遼亮 (同志社大 大学院理工学研究科) ,  小武内清貴 (同志社大 理工) ,  大窪和也 (同志社大 理工) ,  河村奈緒 (三菱ケミカル 愛知研)
資料名： 強化プラスチックス  (Reinforced Plastics)
巻： 66  号： 1  ページ： 30-35  発行年： 2020年01月23日 
JST資料番号： G0309A  ISSN： 0452-9685  CODEN： KYPUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 複合材料の界面特性を改善するために繊維表面を改質した。しかし,繊維表面改質の代わりの分極マトリックス樹脂がどのように界面特性と機械的性質を変化させるかは,詳細には知られていない。本研究では,極性が変化した3種類のエポキシ(ビスフェノールA型)マトリックスを用いて,機械的性質に及ぼすCFRPマトリックスの高い分極の影響を調べた。ミクロ液滴試験,短ビーム試験,および3点曲げ疲労試験を行い,それぞれ界面特性と疲労寿命を評価した。その結果,界面剪断強度,層間剪断強度および疲労寿命は,マトリックスの高い分極によって改善されることがわかった。高分極マトリックスによる繊維とマトリックス間の架橋効果の促進で界面破壊と剥離が機械的に防止されるため,界面特性は改善された。また,マトリックスの界面特性の違いが,静的特性よりも疲労特性に大きく寄与することが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *炭素繊維強化プラスチック ,  *エポキシ樹脂 ,  母材 ,  マトリックス【母体】 ,  *極性 ,  界面 ,  特性 ,  *疲れ寿命 ,  *表面改質 ,  *機械的性質 ,  疲れ試験 ,  *剪断強さ ,  架橋【高分子】 ,  破壊 ,  剥離 ,  曲げ試験 ,  曲げ疲れ試験 ,  層間剪断強さ ,  界面剪断強さ ,  性質 ,  *強度
準シソーラス用語： CFRP ,  界面特性 ,  疲労寿命 ,  曲げ疲労試験 ,  層間剪断強度 ,  界面剪断強度

分類 (2件)： 機械的性質  (YH02022L) ,  強化プラスチックの成形  (YH04060J)

引用文献 (15件)：

• 平松徹,′′よくわかる炭素繊維コンポジット入門′′,日刊工業新聞社,(2015).
• 菅康博,高橋淳,′′CFRTPの界面接着性に関する研究′′,(2009).
• 平博仁,表面技術,63(12),p.746(2012).
• V. J. Mimeault, Fiber Sci, 4, p. 273 (1971).
• E. Fitzer, R. Weiss, Carbon, 25 (4), p. 455 (1987).

タイトルに関連する用語 (4件)： CFRP ,  母材 ,  界面特性 ,  疲労寿命