抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成30年7月の西日本豪雨災害は,鉄道や高速道路に広域で甚大な被害をもたらした.鉄道の輸送力は観光バス車両を用いた代行輸送「災害時BRT」によって確保され,次第に交通障害は緩和されるものの,企業の経済活動や市民の通勤交通への影響は発生し続けた.このような大規模な被害の発生を将来的に予測することは極めて困難であるが,一方でその発生に備え,発生しても企業が重要な事業を中断させない,または中断したとしても可能な限り短い時間で復旧させるための方針,体制,手順をあらかじめ示しておくこと,すなわち,「企業の通勤・業務・物流交通等のBCP」を策定しておくことは極めて重要である.このような将来への備えを行うにあたり,今災害における企業の被害および対応の特性を明らかにするとともに,通勤交通への対策の方向性を考察することを本研究の目的とする.(著者抄録)