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J-GLOBAL ID:202002237768452069   整理番号:20A2328233

星状細胞NDRG2は神経障害性疼痛の維持に重要である【JST・京大機械翻訳】

Astrocytic NDRG2 is critical in the maintenance of neuropathic pain
著者 (9件):
資料名:
巻: 89  ページ: 300-313  発行年: 2020年 
JST資料番号: W1766A  ISSN: 0889-1591  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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星状細胞の活性化および異常なシナプスグルタミン酸代謝は,神経因性疼痛(NP)の誘導および維持と密接に関連するが,この会合の根底にある正確な機構は不明のままである。N-myc下流調節遺伝子2(NDRG2),新規腫瘍抑制蛋白質およびストレス応答遺伝子は,いくつかの神経変性疾患の病因に関与する。しかし,侵害受容形質導入におけるその役割はほとんど研究されていない。ここでは,中枢神経系(CNS)の星状細胞で主に発現しているNDRG2が,NPに対する脊髄神経結紮(SNL)ラットモデルの脊髄で増加したことを見出した。NDRG2-RNAi-アデノウイルスの髄腔内注射によるNDRG2の抑制は,SNL誘導の機械的及び熱的過敏症を有意に緩和し,また,SNL後10日目のラットの脊髄後角において,星状細胞グルタミン酸輸送体1(GLT-1)発現及び炎症促進性サイトカインレベルをダウンレギュレートした。さらに,新生児ラット由来のリポ多糖類(LPS)刺激初代星状細胞培養において,NDRG2の阻害は星状細胞のLPS誘導活性化とGLT-1の発現減少の両方を有意に逆転させた。対照的に,NDRG2を運ぶアデノウイルスベクターによるNDRG2の過剰発現は,ラットで星状細胞活性化,異常なグルタミン酸作動性神経伝達および自発的侵害受容反応を生じた。Janusチロシンキナーゼの阻害剤であるAG490と転写3(JAK/STAT3)シグナル伝達経路の活性化因子であるAG490の髄腔内注射は,NDRG2過剰発現ラットの脊髄後角において,機械的及び熱的痛覚過敏を有意に減弱し,また,反応性星状細胞を阻害し,星状細胞GLT-1の正常発現レベルを回復させた。結論として,脊髄星状細胞NDRG2はNPの維持に重要である。更に,NDRG2はJAK/STAT3シグナリング経路を介しGLT-1発現の調節を介し星状細胞活性化と炎症反応を調節する。著者らの知見は,NDRG2がNPの治療のための新規治療標的であるかもしれないことを示唆した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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神経の基礎医学 
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