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J-GLOBAL ID：202002237942636343   整理番号：20A1907340

レトロトランスポゾンを用いた4倍体ブドウ品種識別DNAマーカーの開発

Molecular discrimination of Japanese tetraploid grape cultivars based on retrotranspon sequences

著者 (4件)： 高田翔太 (県立広島大 生命環境) ,  藤田景子 (県立広島大 生命環境) ,  福永健二 (県立広島大 生命環境) ,  門田有希 (岡山大 大学院環境生命科学研究科)
資料名： DNA多型  (DNA Polymorphism)
巻： 28  号： 1  ページ： 46-50  発行年： 2020年07月06日 
JST資料番号： L5455A  ISSN： 2188-3815  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・4倍体の生食用ブドウ品種を中心とした品種について,ブドウのトランスレトロポゾンのVine-1とGret-1の挿入部位を解析することで品種識別マーカーを開発。
・品種群・系統特異的挿入部位に基づき,PCR用のプライマーを設計し,Vine-1とGret-1の内部配列により設計したプライマーを用い品種群・系統特異性を確認。
・マスカット・オブ・アレキサンドリアの2倍体・4倍体を他の品種から識別可能なマーカーは開発できたが,本来の目的であるピオーネの系統間のマーカーの作成に失敗。
・今回用いた以外のブドウ種の多くのレトロトランスポゾンを調査し,その可能性を試みることによって識別マーカーが得られるものと考察。

シソーラス用語： *ブドウ ,  鑑別 ,  品種差 ,  *レトロトランスポゾン ,  *DNAマーカー ,  PCR法 ,  遺伝学実験技術 ,  ヌクレオチド配列
準シソーラス用語： Gret-1 ,  Vine-1 ,  次世代シークエンシング ,  品種識別

分類 (3件)： 植物学研究法  (EH01020C) ,  果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  食品の分析  (FJ01030U)

引用文献 (11件)：

• 産経ニュース: 狙われる日本ブランド 中国・韓国でイチゴやブドウ高級品種の無断栽培が横行 対策はあるのか, 2017. (https://www.sankei.com/premium/news/170604/prm1706040033-nl.html)
• 門田 有希 : 農作物・食品の品種判別検査技術の開発 日本の大切な品種を守るため. 化学と生物 12: 817-824, 2017
• 時本 巽 : 外観的形質の多変量解析によるブドウの分類 園芸学会雑誌 60 : 613-618, 1991.
• Carcamo C, Provedo I, Arroyo-Garcia R : Detection of polymorphism in ancient Tempranillo clones (Vitis vinifera L.) using microsatellite and retrotransposon markers. Iranian Jour. Biotechnol. 1-6, 2010.
• Imazio S, Labra M, Grassi F, Winfield M, Bardini M, Scienza A : Molecular tools for clone identification: the case of the grapevine cultivar ‘Traminer'. Plant Breed. 121: 531-535, 2002.

タイトルに関連する用語 (6件)： レトロトランスポゾン ,  4倍体 ,  ブドウ ,  品種識別 ,  DNAマーカー ,  開発