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J-GLOBAL ID:202002237982101032   整理番号:20A0430469

Flot化学療法により誘発された遅発性後部可逆性白質脳症症候群【JST・京大機械翻訳】

Delayed Posterior Reversible Leukoencephalopathy Syndrome Triggered by FLOT Chemotherapy
著者 (4件):
資料名:
巻: 10  ページ: 1405  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7085A  ISSN: 1664-2295  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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後部可逆性脳症症候群(PRES)は,脳灌流の自己調節の潜在的に重度の障害である。主要な臨床症状は頭痛,発作,精神状態の変化,および視覚損失である。典型的な放射線学的所見は,後頭および頭頂葉の白質において優勢な血管原性浮腫である。PRESは,脳イメージング,特に磁気共鳴画像(MRI)の改善と迅速な利用可能性のため,臨床放射線学的実体としてますます認識されている。著者らは,FLOT化学療法(5-フルオロウラシル,オキサリプラチン,ドセタキセル,および葉酸)によって治療されたステージIIB(T3N0M0)における胃腺癌を有する67歳の女性患者の例外的症例を提示する。FLOTレジメンのユニークな投与の2か月後に,患者は突然の後部頭痛と視覚損失を発症した。血圧値は正常であった。脳断層撮影では,虚血様後頭葉両側病変を示し,血管造影では血液脳関門(BBB)の破壊が明らかとなった。MRIにより,両側性の後頭部T1低強度とT2過強度が明らかになり,血管原性浮腫を示した。病変部の残りは,T1過強度,T2超強度,および拡散強調画像(DWI)超強度で,皮質の層状壊死を示した。ガドリニウムの注入後,皮質の線形増強が観察された。患者は経口ニモジピンで治療した。追跡調査は,永続的な視覚的後遺症と四分位によって特徴づけられた。PRESは,緊急の神経学的状態を表す。著者らの観察は,PRESが,それらの血圧が正常範囲内に留まる場合でも,化学療法の下で患者において考慮されるべきであることを強調する。これは,FLOT化学療法により誘発されたPRESの最初の報告であり,化学療法とPRESの間の2か月のサイレントウインドウにより,化学療法により誘導されたPRESのスペクトルを更に広げる。著者らの症例は,PRESの病因におけるFLOTレジメンの潜在的役割と,患者が化学療法を受けたときのこの潜在的に致命的な合併症の予防に関する新しいアプローチの必要性を強調する。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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神経系の疾患 
引用文献 (71件):
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