文献
J-GLOBAL ID:202002237992647845   整理番号:20A0708062

寄生植物と宿主植物間の種間シグナル伝達はCuscuta campestrisのHaustoriaにおける木部血管細胞分化を調節する【JST・京大機械翻訳】

Interspecific Signaling Between the Parasitic Plant and the Host Plants Regulate Xylem Vessel Cell Differentiation in Haustoria of Cuscuta campestris
著者 (10件):
資料名:
巻: 11  ページ: 193  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7094A  ISSN: 1664-462X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Cuscuta属は茎寄生被子植物で,広い範囲の維管束植物を寄生する。発達中の吸器において,幹皮質組織から開始される分裂組織細胞は,宿主組織に侵入し,最終的に宿主血管系と結合する,毛様実質細胞に分化する。この種間脈管結合は,寄生虫が宿主植物から水と栄養素を取り込むことを可能にする。haustorium発生の組織学的側面は広く研究されているが,血管系発生の基礎となる分子機構および宿主血管系との種間結合はほとんど知られていない。haustorium発生に関与する種間細胞間相互作用への洞察を得るため,著者らは宿主植物組織としてArabidopsis thalianaロゼット葉を用いて,Cuscuta campestrisに対するin vitro haustorium誘導システムを確立した。in vitro誘導系を用いて,宿主組織との相互作用が寄生虫細胞の木部血管細胞への分化に必要であることを示した。C.campestrisにおける宿主依存性木部血管細胞分化時に起こる分子事象をさらに特性化するために,in vitro誘導系からの試料を用いてトランスクリプトーム解析を行った。結果は,血管幹細胞の発生と増殖に関与する遺伝子のオーソログが宿主組織の不在下でさえ上方制御されたが,木部血管細胞分化に必要な遺伝子のオーソログは,いくつかのハウストーリー細胞が伸長し,宿主木部に接触した後にのみ上方制御されたことを示した。一貫した結果は,無傷宿主植物の寄生を受けているC.campestrisにおけるhaustorium発生のもう一つのトランスクリプトーム解析によって得られた。これらの知見は,非自律性木部血管分化の調節における宿主由来シグナルの関与を示唆し,ハウストリ発生時の宿主木部へのその結合が木部血管細胞への分化のための一連の重要な遺伝子を活性化することを示唆する。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
異種生物間相互作用 
引用文献 (39件):

前のページに戻る