抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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種々の組成のCuOとそのガリウム複合材料を,900°Cでの焼成に続く水熱法を用いて作製することに成功した。添加したGa前駆体は,X線回折パターンおよびHRTEMおよびSAEDパターンを通して確認されたように,Ga_2O_3,CuGa_2O_4およびCu_4O_3のような複合材料中に酸化物を形成した。さらなるHRTEM分析により,Cu_4O_3とCuGa_2O_4相が,CuO:GA比が90:10の複合材料中のCuOの表面に存在することを確認した。CuO複合材料中のGa量を増加させると,種々の酸化物相の含有量が変化した。複合材料中のCuOとGa前駆体の比率の変化はCuOのナトリウムイオン貯蔵挙動の調整に非常に効果的である。得られたCuO/Ga複合材料は,容量,レート性能およびサイクル性能に関してナトリウムイオン電池に対して顕著な電気化学的性能を示した。90%のCuOと10%のCu/Ga酸化物を含む複合材料は,500サイクル後でも73.1%の容量保持で,0.07A g(-1)の電流密度で661mAhg(-1)の最も高い充電容量を示した。複合材料(90%CuOおよび10%Cu/Ga酸化物)の構造および形態は,500サイクル後に首尾よく保持され,それはex situ XRD,SEMおよびHRTEM分析により確認された。また,この複合材料は,6.6A・g(-1)の高電流密度でも96mAhg(-1)を供給する顕著なレート能力を示した。CuOとそのガリウム複合材料の強化された電気化学的性能は,Cu_4O_3とCuGa_2O_4相の存在に起因する。Cu_4O_3相は酸化還元反応に積極的に関与し,CuGa_2O_4相はCuO相を安定化し,サイクリング中のCuOの体積膨張を緩衝する。このアプローチはナトリウムイオン電池用の酸化物ベースのアノード材料の電気化学的性能を改善する大きな機会を与える。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】