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J-GLOBAL ID：202002238213478170   整理番号：20A0515013

流砂を対象とした間接的粒径計測方法の開発

DEVELOPMENT OF INDIRECT GRAIN DIAMETER MEASURING METHOD FOR SEDIMENT TRANSPORTATION

著者 (4件)： 小田晃 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  中村倫明 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  落合実 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  武村武 (日本大学 生産工学部環境安全工学科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 5  ページ： I_637-I_642(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 流砂の粒径を計測するためには掃流砂採取器などにより直接流砂を採取してふるい分け試験を行う必要がある.しかし,この方法では採取した砂礫を運搬するなどの手間がかかる上,急勾配河川を対象とした場合,採取自体の安全性にも問題がある.そこで,著者らは気中実験,静水実験,並びに流砂実験を行い,ステンレス製円柱を用いて弾性波を利用した間接的な流砂の粒径計測方法を提案した.これらの実験から弾性波から計測される接触時間と礫径との関係を示した.また,礫が集団で衝突した場合の礫数の計測特性や流水中における接触時間計測の特性を明らかにした.さらに,混合砂礫の流砂の粒度分布は,単一礫径と接触時間の関係式を使用することにより定性的に把握できることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *粒度分析 ,  *流送土砂 ,  弾性波 ,  接触時間 ,  *計測
準シソーラス用語： *粒径測定 ,  *掃流砂 ,  *計測方法

著者キーワード (5件)： particle size ditribution ,  contact time ,  elastic wave ,  grain diameter ,  experiment

分類 (2件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U)

引用文献 (8件)：

• 1) 小田晃,野澤一海,赤堀成己,平野雄也,渡邉真矩,落合実:礫の接触時間を用いた粒径推定に関する実験的研究,水工学論文集,第55巻,pp. S1165-S1170,2011.
• 2) Oda A., Hirano Y., Watanabe M. and Ochiai M:Estimation of Gravel Size Distribution using Contact Time, Report of the Research Institute of Industrial Technology, Nihon University, No. 97, p. 1-10, 2012.
• 3) 小田晃,松代大輝,落合実:流砂の接触時間を用いた粒径推定に関する実験的研究,砂防学会誌,第67巻 5号,pp. 44-48,2015.
• 4) 後藤健,伊藤隆郭,長山孝彦,田方智,杉山実:一様砂を用いた音響法による流砂の粒径推定のための水路実験,第61回平成24年度砂防学会研究発表会概要集,pp. 586-587,2012.
• 5) 髙木強治,向井章恵,田中良和,常住直人:パルス式ハイドロフォンによる砂礫質量の推定可能性,農業農村工学会論文集,No. 306(86-1),pp. II_19-II_26,2018.

タイトルに関連する用語 (5件)： 流砂 ,  間接 ,  粒径 ,  計測方法 ,  開発