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J-GLOBAL ID:202002238392064421   整理番号:20A2301945

カラーピーマンの夏秋作型における遮光資材の展張期間と遮光率が障害果の発生と収量に及ぼす影響

Effect of Shading Rate and Duration in Summer-fall Protected Cultivation on Yield and Fruit Quality of Sweet Pepper (Capsicum annuum L.)
著者 (3件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 89-96  発行年: 2020年10月12日 
JST資料番号: L0964A  ISSN: 0388-8517  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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夏秋作型でカラーピーマンを栽培する生産者を対象に,遮光資材の展張期間と障害果の発生等についてアンケート調査を行った。遮光資材の展張は5月下旬から始まり,10月上旬までは90%以上の生産者が展張を継続していた。それ以降は徐々に低下したが,遮光を実施している生産者の割合が低下するにつれて,日焼け果が発生したと回答した生産者が増加した。従来通り10月上旬に遮光資材を撤去する区と,栽培終了時である12月下旬まで遮光資材の展張を継続した区を比較した。その結果,遮光を継続してもハウス内平均気温の低下は0.8°Cにとどまり,着色遅れなどの症状も確認されなかった。また,遮光を継続することで,ひび割れ果(ラスセッティング)の発生が抑えられ,商品収量が増加した。展張する遮光資材の遮光率を検討した。その結果,慣行の遮光率50%の遮光資材よりも30%の遮光資材を展張することで着果数が多くなり,商品収量も増加した。以上の結果から,夏秋作型のカラーピーマン栽培では,遮光率30%の資材を梅雨明け時期から収穫終了時まで継続して展張することが望ましいと考えられた。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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植物生理学一般  ,  作物栽培施設  ,  野菜 
引用文献 (19件):
  • 福元康文・加藤 徹・東 昭 (1983): ピーマン果実の日焼けに関する研究, 高知大学学術研究報告, 31, 54-62.
  • 古野伸典・吉田千恵・松永 啓 (2019): 夏秋作型カラーピーマン栽培における収穫後の光照射が時期別の着色促進効果と収量性に及ぼす影響, 園芸学研究, 18(2), 127-132.
  • 羽生広道 (2003): 光環境制御, 施設園芸ハンドブック, 五訂, 日本施設園芸協会, 105-115.
  • 橋本文博 (2008): パプリカ 暖房いらずの夏秋作へ転換, 現代農業, 87, 144-147.
  • 林 俊秀 (2013): 国産パプリカ生産の現状と課題-既存型産地と新規参入大型経営体-, フードシステム研究, 20(3), 321-326.
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