抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】低リスク型と高リスク胸腺腫,胸腺癌の鑑別における単一エネルギーCT値,ヨウ素濃度,およびエネルギースペクトル曲線傾斜の価値を調査する。資料と方法:胸腺上皮性腫瘍(TETs)患者35例を収集し、その中低リスク胸腺腫(A、AB、B1)17例、ハイリスク型胸腺腫(B2、B3)11例、胸腺癌(C)7例。すべての患者に対して、スキャン及び二期増強スペクトルCTスキャンを行い、それぞれ40140keVの単一エネルギーCT値とヨウ素(水)基物質濃度を得て、エネルギースペクトル曲線傾斜及び標準化ヨウ素濃度を計算した。40100keVの単一エネルギー、エネルギースペクトル曲線傾斜及び標準化ヨウ素濃度スペクトルCTパラメーターによる異なる分類胸腺腫及び胸腺癌の鑑別診断価値を分析した。結果:動脈期及び静脈期低リスク型、ハイリスク型胸腺腫及び胸腺癌の40100keVの単エネルギーCT値に統計学的有意差があった(P<0.05)。動脈期の40100keVの単一エネルギーCT値は低リスク胸腺腫と胸腺癌の間に有意差があり(P<0.05)、90100keV単一エネルギーCTはハイリスク型胸腺腫と胸腺癌の間に統計学的有意差があった(P<0.05)。静脈期4070keVの単エネルギーCT値は低リスク胸腺腫と胸腺癌の間に有意差があり(P<0.05)、60100keVの単エネルギーCT値はハイリスク型胸腺腫と胸腺癌の間に統計学的有意差があった(P<0.05)。動脈期及び静脈期低リスク型、ハイリスク型胸腺腫及び胸腺癌の標準化ヨウ素濃度(NIC)は統計学的有意差があった(P<0.05)。動脈期低リスク胸腺腫NICはそれぞれハイリスク型胸腺腫、胸腺癌と比較し、統計学的有意差があり(P<0.05)、静脈期低リスク胸腺腫NICは胸腺癌と比較し、統計学的有意差があった(P=0.002)。動脈期及び静脈期低リスク型、ハイリスク型胸腺腫及び胸腺癌のエネルギースペクトル曲線傾斜は統計学的有意差があった(P<0.05)。動脈期低リスク胸腺腫のパワースペクトル曲線傾斜はそれぞれハイリスク型胸腺腫、胸腺癌と比較し、統計学的有意差があり(P<0.05)、静脈期低リスク胸腺腫の曲線傾斜は胸腺癌と比較し、統計学的有意差があった(P=0.003)。【結語】スペクトルCTパラメータ40100keVの単一エネルギー,スペクトル曲線傾斜およびヨウ素価は,TETsの術前評価に有用であり,胸腺腫および胸腺癌の鑑別診断に用いることができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】