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J-GLOBAL ID：202002238504377844   整理番号：20A0804365

メヒシバの形態・生態的特性および生育地への適応的個体群分化

Morphological and ecological characteristics, and adaptation to several habitats in southern crabgrass (Digitaria ciliaris (Retz) Koeler) populations.

著者 (1件)： 露崎浩 (秋田県大 生物資源科学)
資料名： 草と緑  (Weeds and Vegetation Management)
巻： 11  ページ： 38-45  発行年： 2020年03月 
JST資料番号： F1151A  ISSN： 2185-8977  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・イネ科の夏生一年草であるメヒシバの形態・生態的特性の調査に基づいた多様な場所に生育できる仕組みについての考察。
・畑とその周囲の畦畔,花壇とその近くの路傍,海岸砂地とその外の路傍に生育するメヒシバ植物の生育状況,小穂,種子の出芽や休眠性などの特性調査。
・各々の生育地において,出穂の速さ,小穂の大きさ,休眠性の強さなどで変異が認められ,適応的な個体群を分化させていると判明。
・メヒシバは,耕起などの攪乱,競合,乾燥などの環境圧に対し適応的な個体群を分化させることで,多様な環境でも生育し繁殖できると結論。

シソーラス用語： *メヒシバ ,  *分化 ,  特性 ,  植物生理 ,  植物成長 ,  出穂 ,  小穂 ,  種子休眠
準シソーラス用語： 環境適応 ,  形態特性 ,  *個体群分化 ,  種子休眠性 ,  生育地 ,  生態特性

分類 (2件)： 雑草による植物被害  (FC04062J) ,  植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (8件)：

• 平吉功・安江多輔 1955. 飼料植物の細胞遺伝学的研究(II)本邦産メヒシバ属植物の染色体数と特性.育種学雑誌5:47-48.
• Kataoka M. and K. Kataoka 1991. Lower-lemma seta inheritance and outcrossing rate of Digitaria adscendens. Weed Research, Japan 36:82-84.
• 小林浩幸・露﨑浩・高柳繁 2005.雑草モノグラフ 4.メヒシバ(Digitaria ciliaris(Retz)Koeler).雑草研究50:310-326.
• 増田芳雄・菊山宗弘 1996. 植物生理学.放送大学教育振興会,東京.
• 館岡亜緒 1953. メヒシバの染色体.染色体17-19:689-690.

タイトルに関連する用語 (7件)： メヒシバ ,  形態 ,  生態 ,  生育地 ,  適応 ,  個体群 ,  分化