文献

J-GLOBAL ID：202002238608812248   整理番号：20A2247486

Fenna-Matthews-Olson錯体の励起エネルギー移動動力学に及ぼす分子内振動の影響【JST・京大機械翻訳】

Effects of intramolecular vibrations on excitation energy transfer dynamics of the Fenna-Matthews-Olson complex

著者 (4件)： Sato Yoshihiro (Department of Physics, Gettysburg College, Gettysburg, PA 17325, USA) ,  Navarro Hernandez Adrian (Department of Applied and Computational Mathematics & Statistics, University of Notre Dame, Notre Dame, IN 46656, USA) ,  Gillespie Lawson D. (Department of Physics, University of Toronto, Toronto, Ontario M5S 1A7, Canada) ,  Valete Daniel (Department of Physics, Temple University, Philadelphia, PA 19122, USA)
資料名： Chemical Physics  (Chemical Physics)
巻： 539  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0167B  ISSN： 0301-0104  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光合成色素蛋白質における振動コヒーレンスの役割は議論の余地がある。本論文では,バクテリオクロロフィル(BChl)の分子内振動がFenna-Matthews-Olson複合体(FMO)における励起エネルギー移動(EET)動力学にどのように影響するかを理論的に調べた。この目的のために,最近の実験データを組み込んだ励起子モデルを用い,コヒーレントおよびインコヒーレントの両方として振動を処理した。非Markov量子動力学で数値的に移動現象をシミュレーションした。300Kでの著者らの結果は,インコヒーレント振動がFMOと反応中心の間のEETの効率を適度に改良できることを示した。振電モデルにより,強または共鳴結合BChl対におけるコヒーレント振動は300Kでさえ数ピコ秒で持続するそれらの電子集団において特徴的な振動を発生できることを示した。このようなロバストコヒーレンスにもかかわらず,EETの効率の顕著な改善は観察されなかった。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 共鳴 ,  コヒーレンス ,  *分子振動 ,  励起子 ,  光合成 ,  色素タンパク質 ,  複合体 ,  ピコ秒 ,  ロバスト性
準シソーラス用語： 量子動力学 ,  コヒーレント振動 ,  *励起エネルギー移動 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： FMO複合体 ,  反応中心 ,  光合成励起子 ,  励起エネルギー移動 ,  分子内振動 ,  開放量子系

分類 (2件)： 分子と光子の相互作用  (BH06120R) ,  光化学一般  (CB08010U)

タイトルに関連する用語 (4件)： 錯体 ,  励起エネルギー移動 ,  動力学 ,  分子内振動