文献

J-GLOBAL ID：202002238609672782   整理番号：20A1532878

国内外の人たちを魅了する景観の価値を考える 地域の文化的景観の魅力を引き出す

著者 (1件)： 波多野想 (琉球大 島嶼地域科研)
資料名： グリーン・エージ  (Green Age)
巻： 47  号： 7  ページ： 8-11  発行年： 2020年07月15日 
JST資料番号： L0484A  ISSN： 0287-9654  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・ここでいう文化遺産を巡るヘリテージ(文化遺産)ツーリズムは,ツーリズムでありながらも,観光客志向ではなく,生活住民志向なのであることを指摘。
・こうした観点から,ヘリテージとしての文化的景観とは,地域の歴史的文脈と地域住民及び来訪者を接続するためのフィールドであることを確認。
・筆者の台湾における経験は,文化的景観が重層的であること,そして客観的に価値判断された物理的環境はその層の一つでしかないことを紹介。
・さらに重層性に対する理解を地域住民にも観光客にも促してこそ,文化的景観の本質に近づけることを示唆。

シソーラス用語： *景観 ,  *資産 ,  台湾 ,  金鉱山 ,  観光 ,  住民 ,  人間 ,  集落 ,  地形要素 ,  観光客 ,  谷戸 ,  *文化的景観 ,  宿場
準シソーラス用語： ツーリズム ,  宿場町 ,  *文化遺産

分類 (2件)： 景観  (RD04010N) ,  観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (3件)：

• 森正人(2014):ヘリテージツーリズム『観光学ガイドブック 新しい知的領野への旅立ち』大橋昭一・橋本和也・遠藤英樹・神田孝治編, ナカニシヤ出版, 204-207.
• ヘイドン・ホワイト(上村忠男監訳)(2017):実用的な過去,岩波書店,xiv
• 波多野想(2019):文化遺産は誰のものか?台湾における日本統治時代の建築『フィールドから読み解く観光文化学「体験」を「研究」にする16章』西川克之・岡本亮輔・奈良雅史編著,ミネルヴァ書房,120-140.

タイトルに関連する用語 (6件)： 人 ,  景観 ,  価値 ,  地域 ,  文化的景観 ,  魅力