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J-GLOBAL ID：202002238719160626   整理番号：20A0600164

3次元数値波動水槽CADMAS-SURF/3Dへの津波移動床モデルの導入とその適用性

DEVELOPMENT OF THREE-DIMENTIONAL SEDIMENT TRANSPORT MODEL BASED ON “CADMAS-SURF/3D” AND ITS APPLICATION

著者 (3件)： 有光剛 (関西電力株式会社 技術研究所) ,  川崎浩司 (株式会社ハイドロ総合技術研究所(名城大学,大阪大学/大阪市立大学)) ,  二村昌樹 (株式会社ハイドロ総合技術研究所 研究開発センター)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_679-I_684(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波に伴う砂移動・地形変化の再現・予測には主に平面2次元モデルが用いられるが,構造物内部の複雑な流動場や浮遊砂濃度の鉛直方向の分布は評価できない.本研究では,構造物周辺の局所的な洗掘現象や浮遊砂濃度の鉛直分布を評価するため,3次元数値波動水槽CADMAS-SURF/3Dに砂移動・地形変化モデルを導入した.構築した3次元津波移動床モデルを用いて,狭窄部を有する海域を模擬した水理実験の再現計算を実施し,モデルの適用性を検討した.再現計算結果より,狭窄部の侵食量がおおむね一致することを確認し,浮遊砂濃度についても鉛直分布の評価が可能であることを示した.また,計算メッシュ幅のパラメータスタディを実施し,格子解像度が局所的な洗掘の再現には重要であるという知見が得られた.(著者抄録)

シソーラス用語： *水槽 ,  *変化 ,  *移動 ,  濃度 ,  検証
準シソーラス用語： パラメータスタディ ,  *数値波動水槽 ,  *地形変化 ,  *土砂移動 ,  浮遊砂濃度

著者キーワード (5件)： tsunami ,  sediment transport model ,  bottom topography change ,  numerical simulation ,  CADMAS-SURF/3D

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (15件)：

• 1) 原子力規制委員会 : 実用発電用原子炉に係る新規制基準の考え方について(オンライン),http://www.nsr.go.jp/data/000069166.pdf, 2018, 参照2019-05-09.
• 2) 藤井直樹,大森政則,高尾誠,金山進,大谷英夫 : 津波による海底地形変化に関する研究,海岸工学論文集,第45巻,pp. 376-380, 1998.
• 3) 高橋智幸,首藤伸夫,今村文彦,浅井大輔 : 掃流砂層・浮遊砂層間の交換砂量を考慮した津波移動床モデルの開発,海岸工学論文集,第46巻,pp. 606-610, 1999.
• 4) 池野正明,吉井匠,松山昌史,藤井直樹 : 津波による砂移動量実験と浮遊砂巻上量式の提案,電力中央研究所報告,V08064, 2009.
• 5) 財団法人沿岸技術研究センター : CADMAS-SURF/3D数値波動水槽の研究開発,沿岸技術ライブラリー No. 39, 235p., 2010.

タイトルに関連する用語 (7件)： 3次元 ,  数値波動水槽 ,  3D ,  津波 ,  移動床 ,  モデル ,  適用性