文献
J-GLOBAL ID:202002238940194118   整理番号:20A0201982

プロテクチンDXは軟骨細胞におけるAMPK/NF-κB経路を介してIL-1β誘発炎症を減弱し,ラットモデルにおける変形性関節症進行を改善する【JST・京大機械翻訳】

Protectin DX attenuates IL-1β-induced inflammation via the AMPK/NF-κB pathway in chondrocytes and ameliorates osteoarthritis progression in a rat model
著者 (6件):
資料名:
巻: 78  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
プロテクチンDX(PDX)は広範な抗炎症効果を有することが報告されている。しかし,PDXが変形性関節症(OA)の文脈において抗炎症剤として作用するかどうかは知られていない。本研究は,OAのモデルにおけるPDXのin vitroおよびin vivoでの抗炎症活性を評価することを目的とした。初代ラット軟骨細胞を,24時間IL-1β処理の前にPDX1時間前培養した。PDXは非毒性であり,PDXによる前処理はIL-1β誘導軟骨細胞における細胞生存性を増加させることを見出した。PDXとのプレインキュベーションは,II型コラーゲンの分解を用量依存的に阻害した。さらに,細胞をPDXとプレインキュベートしたとき,MMP-3,MMP-13,ADAMTS4,iNOS,COX-2,NO,およびPGE2の発現はIL-1β刺激後に減少した。さらに,PDXはIL-1β刺激によりリン酸化NF-κB p65およびIκBαの増加を阻害し,軟骨細胞に対するIL-1βの負の効果は選択的NF-κB阻害剤であるピロリジンジチオカルバミン酸(PDTC)処理により部分的に遮断された。加えて,PDXはIL-1β仲介軟骨細胞でAMPK燐酸化を増加させることを見出した。AMPKのリン酸化は,古典的AMPK阻害剤,化合物Cにより阻害された。化合物Cは,PDXによって引き起こされたp65リン酸化とMMP-13発現の減少を著しく逆転させた。さらに,NF-κBの核移行はPdx誘導AMPK活性化後の免疫蛍光により可視化された。さらに,PDXは,血清および関節内洗浄液におけるTNF-αの組織学的評価およびELISAにより,モノナトリウムヨード酢酸(MIA)誘導OAラットにおける軟骨分解を改善することを検証した。結論として,PDXはin vitroおよびin vivoで軟骨細胞における炎症を抑制することが示されており,おそらくAMPK/NF-κBシグナル伝達経路を介している可能性がある。本結果はPDXがOA治療のための有用な新規治療薬であることを示唆する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  生体防御と免疫系一般 

前のページに戻る