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J-GLOBAL ID:202002239290273772   整理番号:20A0431473

高山の野生肉食動物におけるベクター媒介病原菌に関する分子調査【JST・京大機械翻訳】

Molecular Survey on Vector-Borne Pathogens in Alpine Wild Carnivorans
著者 (6件):
資料名:
巻:ページ:発行年: 2020年 
JST資料番号: U7103A  ISSN: 2297-1769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ヨーロッパでは,自由に生息する野生生物は,Borrelia burgdorferiに対するげっ歯類のようないくつかのベクター媒介疾患の出現と関連している。特に,野生カルニボランは,世界中で新興の人畜共通病原体の最も重要な起源の1つであるが,これらの動物におけるベクター媒介寄生虫の疫学に関してはほとんど情報が入手できない。従って,本論文の目的は,イタリアからの高山野生犬およびイガイにおけるBabesia spp.,Anaplasma spp.,Ehrlichia spp.,Hepatozoon spp.およびLeishmania infantumの罹患率を調査することであった。本研究のために,イタリア北西部における2009年~2017年の間に収集された157頭(Vulpes vulpes),45頭(Meles meles)および33頭(Canis lupus)の脾臓試料を,従来のPCRを用いて調べた。ロジスティック回帰を用いて,病原体感染の可能なリスク因子を同定した。試験した病原体のいずれのDNAも,分析した動物の90%以上で見出された。特に,Babesia spp.は,wol(89.7%)において有意に高い罹患率を示し,一方,後者は,Hepatozooncan(75.8%)によりかなり感染していた(5.1%)。Hepatozoon種に対して陽性を示さなかったが,それらはLeishmania infantum(53.3%)の高い罹患率を示した。塩基配列決定の結果は,Babesia vulpes,Babesia sp.分離株,B,およびAnaplasma phagocytophilumの存在を明らかにした。さらに,以前に報告されていない病原体/宿主関連が観察された。本研究で観察されたベクター媒介病原体の罹患率は,これまでに報告された最も高いものの1つであり,病原体のシルバティックサイクルの疫学と維持における自由範囲のカーニボランの重要性を示唆している。さらに,これらの病原体のいくつかは,ヒト(A.phagocytophilum,L.infantum)およびペットの健康(L.infantum,B.vulpes)に関して特に重要である。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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鶏  ,  ウイルスによる動物の伝染病  ,  家畜の飼養一般 
引用文献 (82件):
  • Jones KE, Patel NG, Levy MA, Storeygard A, Balk D, Gittleman JL, et al. Global trends in emerging infectious diseases. Nature. (2008) 451:990-3. doi: 10.1038/nature06536
  • Mackenstedt U, Jenkins D, Romig T. The role of wildlife in the transmission of parasitic zoonoses in peri-urban and urban areas. Int J Parasitol Parasites Wildl. (2015) 4:71-9. doi: 10.1016/j.ijppaw.2015.01.006
  • Cleaveland S, Laurenson MK, Taylor LH. Diseases of humans and their domestic mammals: Pathogen characteristics, host range and the risk of emergence. Philos Trans R Soc B Biol Sci. (2001) 356:991-9. doi: 10.1098/rstb.2001.0889
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  • Bateman PW, Fleming PA. Big city life: Carnivores in urban environments. J Zool. (2012) 287:1-23. doi: 10.1111/j.1469-7998.2011.00887.x
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