抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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メチロトローフ酵母Pichia pastorisは,この種の高密度細胞増殖と蛋白質を分泌する強い能力を利用して組換蛋白質を生産するために広く使用されている。P.pastoris特異的自律的複製配列(PARS1)を含む環状プラスミドは,線形化DNAによる染色体統合後に得られたより高い効率でP.pastorisの形質転換を可能にした。しかし,既存の自律的複製プラスミドは本質的に不安定であることが知られている。本研究では,トランスクリプトーム配列決定(RNA-seq)データとゲノム配列情報を用いて,4つの染色体の各々,長い反転反復配列から成る動原体DNA配列を同定した。染色体2動原体DNA配列(Cen2)を詳細に調べることにより,推定動原体配列の1末端に位置する111bp領域が自律的複製活性を持つことを示した。さらに,P.pastorisにおけるプラスミドの正確な複製と分布には,2つの長い反転反復配列と非反復中心コア領域を含む完全長Cen2配列が必要である。従って,著者らは,Cen2配列全体を収容する新規で安定な自律的複製プラスミドベクターを構築した。このエピソームはP.pastorisにおける遺伝子操作を促進し,高い形質転換効率とプラスミド安定性を提供する。組換蛋白質のIMPORTANCE分泌生産は,異種蛋白質の大量生産を可能にする種,メチロトローフ酵母Pichia pastorisの最も重要な応用である。今日まで,P.pastorisの遺伝子工学は,ユーザフレンドリーなツールの欠如のため,主に統合的ベクターに依存している。自律的に複製するPichiaプラスミドは,遺伝子操作を促進することが期待される。しかし,P.pastoris特異的ARS(PARS1)のような自律的複製配列(ARS)を使用する既存のシステムは,プラスミド複製と分布に対して本質的に不安定であることが知られている。最近,P.pastorisの動原体DNA配列は,いくつかのグループによって発表されたバックツーバック研究で同定された。したがって,P.pastorisの遺伝子操作のためのツールとして,セントロメアDNAを有する新しいエピソームプラスミドベクターが開発される。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】