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J-GLOBAL ID:202002239895060875   整理番号:20A0385019

新しい亜鉛キレート剤IpZ-010は術後腸閉塞を改善する【JST・京大機械翻訳】

A new zinc chelator, IPZ-010 ameliorates postoperative ileus
著者 (13件):
資料名:
巻: 123  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: A0845C  ISSN: 0753-3322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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亜鉛は免疫反応性細胞における新規セカンドメッセンジャーであることが発見された。新規な遊離亜鉛キレート剤,IPZ-010を合成した。ここでは,マウス術後イレウスモデルにおけるIPZ-010の効果を検討し,術後イレウスに対する新しい治療戦略として亜鉛シグナル阻害の効果を決定した。亜鉛指標,Newportグリーンを負荷した骨髄由来肥満細胞(BMMCs)において亜鉛波を測定した。脱顆粒とサイトカイン発現をBMMCsと骨髄由来マクロファージ(BMDM)で測定した。術後イレウスモデルマウスを腸操作で確立した。マウスを,腸操作の1時間前と2時間後,および4時間後に,IPZ-010(30mg/kg,s.c.またはp.o.)で治療した。消化管通過,炎症性細胞浸潤および炎症性メディエーターの発現を測定した。遊離亜鉛波はBMMCsにおける抗原刺激後に生じ,IPZ-010により遮断された。IPZ-010はBMMCsにおけるインターロイキン-6分泌と脱顆粒を阻害した。IPZ-010はリポ多糖またはアデノシン三りん酸で刺激されたBMMCsにおける腫瘍壊死因子-αmRNA発現を阻害したが,IPZ-010はリポ多糖またはアデノシン三りん酸で刺激されたBMDMにおける腫瘍壊死因子-αmRNA発現に影響を及ぼさなかった。術後イレウスモデルマウスでは,IPZ-010は白血球浸潤とサイトカイン発現を阻害し,消化管通過を改善した。さらに,ケトチフェン(1mg/kg)はIPZ-010と同様の効果を誘導した。これらの効果は,IPZ-010とケトチフェンの共投与によって増幅されなかった。IPZ-010は亜鉛波を阻害し,in vitroでの活性化BMMCsにおける炎症反応の阻害をもたらした。炎症細胞における亜鉛波の標的化は,術後イレウスを治療するための新しい治療戦略である可能性がある。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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消化器の基礎医学  ,  消炎薬の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (3件):
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