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J-GLOBAL ID:202002239940111705   整理番号:20A2241825

ClO2浸漬処理は貯蔵中のバラ切り花の灰色かび病を抑制する

ClO2 Dipping Treatment Inhibits Gray Mold on Cut Rose Flowers During Storage
著者 (4件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 496-501(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,バラ(Rosa hybrida L.)切り花の灰色かび病の病原菌であるBotrytis cinereaに対する二酸化塩素(ClO2)浸漬の抗真菌効果を調べた。in vitro条件下で,灰色かびの胞子発芽は,ClO2溶液(5~10μL/L)による瞬間浸漬処理により100%阻害された。特に,5μL/LのClO2は,花弁への損傷を引き起こすことなく胞子活性を抑制するのに理想的であることが明らかになった。切り花に及ぼすこのClO2の抗真菌効果を,白色品種‘ビースト’に異なる処理,すなわち5μL/LのClO2を用いての浸漬(1秒),散布(4.8mL),またはガス処理(2時間)を行って調べた。人工的に病原菌接種した切り花でのClO2処理6日後の灰色かびの発生率は,2.5%(浸漬),9.4%(散布),8.4%(ガス処理)であり,すべてが対照区での発生率17.6%より有意に低かった。特に,ClO2浸漬は,他のバラ5品種(‘アンティークカール’,‘グリーンビューティ’,‘フィールリップ’,‘ピンクハート’,‘ビーナスベリー’での灰色かび病の発生率を,対照と比較して最大26.1%減少させた。花弁変色は見られず,花弁の色値(彩度または色相)は,ClO2浸漬に関係なく維持された。これらの結果から,バラ切り花への5μL/L濃度での貯蔵開始直前の瞬時ClO2浸漬処理が,灰色かび病抑制に適用できることが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
花き・花木  ,  菌類による植物病害  ,  化学的防除  ,  微生物に対する農薬 
引用文献 (39件):

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