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J-GLOBAL ID：202002240098143881   整理番号：20A2684468

4年の暴露実験に基づく寒冷地の凍結防止剤散布環境下でのコンクリートのスケーリング進行予測に関する研究

Predicting the Progression of Scaling in Concrete Sprayed with De-icing Salt in Cold Regions Based on Four-Year Exposure Tests

著者 (5件)： 遠藤裕丈 (土木研 寒地土木研) ,  島多昭典 (土木研 寒地土木研) ,  高木典彦 (土木研 寒地土木研) ,  成田徳昌 (土木研 寒地土木研) ,  渡辺淳 (土木研 寒地土木研)
資料名： 寒地土木技術研究  (Monthly Report. Civil Engineering Research Institute for Cold Region)
号： 811  ページ： 11-20  発行年： 2020年11月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 2432-2652  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 冬期の道路交通の安全を確保するために凍結防止剤が路面に散布される寒冷環境下では,コンクリートのスケーリングの進行を極力抑える対応が要求される。コンクリート構造物の建設にあたり,実際の環境に見合った過不足のない最適な配合設計や管理方法の検討を行うには,立地環境が考慮された劣化予測手法が必要となる。本研究では,環境条件として凍結融解の厳しさを表す凍害危険値と凍結防止剤散布車の出動回数,配合条件として水セメント比とセメントの種類に着目し,実環境下でのスケーリングの進行に及ぼす環境,配合条件の影響を明らかにするため,18橋の道路橋で暴露実験を4年間行った。そして,取得したデータの範囲で,環境,配合条件からスケーリング進行予測式の係数を決定する方法を示し,設計段階でのスケーリング進行予測方法,スケーリング抑制のための適切な設計・管理の考え方について考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： *曝露試験 ,  *凍結防止剤 ,  寒冷地 ,  *剥離 ,  *コンクリート構造物 ,  凍結融解 ,  水セメント比 ,  道路橋
準シソーラス用語： スケーリング【剥離】

分類 (1件)： 道路の維持修繕  (RC08050E)

引用文献 (6件)：

• 長谷川寿夫:コンクリートの凍害に対する外的要因の研究,北海道大学学位論文,p.131,1974.12
• 遠藤裕丈,田口史雄,名和豊春:スケーリングの進行性に及ぼす凍結融解を受けるまでの期間の暴露環境の影響,土木学会論文集E,Vol.66,No.3, pp.348-365,2010.9
• 国土地理院発行2.5万分1地形図
• American Society for Testing and Materials : Standard Test Method for Scaling Resistance of Concrete Surfaces Exposed to Deicing Chemicals, C 672
• 遠藤裕丈,安中新太郎,高木典彦:北海道の凍結防止剤散布環境下での凍害暴露実験2冬目の評価,コンクリート工学年次論文集,Vol.41,No.1, pp.797-802,2019.7

タイトルに関連する用語 (10件)： 暴露 ,  実験 ,  寒冷地 ,  凍結防止剤 ,  散布 ,  環境 ,  コンクリート ,  スケーリング ,  予測 ,  研究