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J-GLOBAL ID:202002240253727063   整理番号:20A0846325

イモゾウムシに見られる雌雄の空間的分布の偏り:集団増殖率を下げる行動メカニズムに関する考察

Spatial sexual segregation in the West Indian sweet potato weevil, Euscepes postfasciatus (Coleoptera: Curculionidae): A consideration in terms of behavioral mechanism suppressing population growth.
著者 (17件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 151-159  発行年: 2019年12月30日 
JST資料番号: L1887A  ISSN: 0915-4698  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・害虫防除において防除対象外の生物への影響を抑えて特定の種のみを根絶する方法の適用例であるハエ目昆虫に着目し,イモゾウムシの不妊虫放飼における性別の行動特性について調査。
・沖縄県病害虫防除技術センターの飼育室において放飼に使用されているイモゾウムシを2014年9月から2015年3月まで飼育して観察。
・オスの存在はメスの体重と産卵数を有意に減少させることが判明。
・イモゾウムシの生息基質であるサツマイモ塊根上での実験において,オスはメスがいる場合にはサツマイモ塊根上に滞在する確率が高く,雌雄同居時での雌雄の空間的分布に偏り。
・メスはオスが存在することによってサツマイモ塊根から離れた場所での生息を余儀なくされ,摂食機会を奪われて体重や産卵数の減少を招き,その結果次世代数が減少すると推察。
・したがって不妊虫放飼による害虫防除の効率を上げるための必須条件である対象害虫の大量増殖においては,メスのハラスメント回避行動を軽減させる条件が不可欠。
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分類 (2件):
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生物的防除  ,  個生態学 
引用文献 (41件):
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