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J-GLOBAL ID：202002240289813483   整理番号：20A0800033

水田水域に定着した外来種アメリカザリガニの生態と有効な駆除手法

Ecology and effective capturing methods of an invasive crayfish species Procambarus clarkii inhabiting paddy field areas

著者 (1件)： 中田和義 (岡山大 大学院環境生命科学研究科)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 95  号： 4  ページ： 285-290  発行年： 2020年04月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・北米からの外来種アメリカザリガニが在来生態系や農業に及ぼす影響についての概説。
・雑食性のアメリカザリガニは,希少生物を含む在来の動植物を捕食するとともに,本種が掘る巣穴に起因する水田漏水や水利施設への被害をもたらすという多くの報告が存在。
・アメリカザリガニの駆除方法として,好適サイズの人工巣穴,篭の使用餌,ペットボトル製トラップ,連続捕獲装置とタモ網の紹介。
・これらの方法には,それぞれメリットとデメリットがあり,現場の事情に応じて使用漁具を使い分けるか併用することを推奨。

シソーラス用語： *アメリカザリガニ ,  外来種 ,  生態系 ,  トラップ【生物】 ,  水漏れ ,  水域
準シソーラス用語： 希少種 ,  *駆除 ,  在来生態系 ,  水田水域 ,  水田漏水 ,  巣穴 ,  *農業被害

分類 (3件)： 有害動物による植物被害一般  (FC04071D) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  植物の病虫害防除一般  (FC05010F)

引用文献 (18件)：

• 芦澤 淳・長谷川政智・高橋清孝(2017):アメリカザリガニの捕獲罠に使用する誘引効果および費用対効果が高い餌の検討.伊豆沼・内沼研究報告,11:83-93.
• 芦澤 淳・久保田龍二・高橋清孝(2018):アメリカザリガニの駆除に使用する罠の効果的使用方法の検討.保全生態学研究,23:75-86.
• 平社定夫(2001):アメリカザリガニ(Procambarus clarkii(Girard)の棲管-休耕田での観察-.地球科学,55(4):227-239.
• 川井唯史・一寸木肇・Japan Crayfish Club・中田和義・小林弥吉・荒井 健(2003):アメリカザリガニの移入と分布に関する考察.青森自然誌研究,8:1-8.
• 苅部治紀・西原昇吾(2011):アメリカザリガニによる生態系への影響とその駆除手法.エビ・カニ・ザリガニ:淡水甲殻類の保全と生物学(川井唯史・中田和義編),生物研究社,東京,pp.313-328.

タイトルに関連する用語 (8件)： 水田 ,  水域 ,  定着 ,  外来種 ,  アメリカザリガニ ,  生態 ,  駆除 ,  手法