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J-GLOBAL ID：202002240377031491   整理番号：20A2753775

FUNC-RES工法(杭引抜き孔の再生改良工法)の開発

Development of regeneration method for removed existing pile holes (FUNC-RES method)

著者 (4件)： 北島明 (フジタ 技セ) ,  土佐内優介 (フジタ 技セ) ,  三嶋伸也 (フジタ 技セ) ,  宮澤翔 (フジタ 技セ)
資料名： フジタ技術研究報告  (Fujita Technical Research Report)
号： 56  ページ： 31-36  発行年： 2020年12月 
JST資料番号： S0718A  ISSN： 1348-0650  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,建物の建替えに伴う新設杭と既存杭の干渉により,既存杭を引き抜き,その撤去孔を埋め戻す工事が増えてきている。このような引き抜き後の撤去孔は流動化処理土やセメントミルクで埋め戻すのが一般的である。しかし既存杭の撤去孔の処理に関して定められた基準がなく,適切な埋戻し処理がなされなかった場合,周辺地盤と比較して極端に軟弱な部分や硬い部分が地中に造成され,新設杭の施工時に孔曲がりによる再施工などトラブルが起こりやすい。筆者らはこうしたトラブルを未然に防ぎ,新設杭の施工をスムーズに実施するため,孔底に堆積した軟弱土(以下,孔底堆積土と称する)に改良体の体積を補う砂(以下,体積調整砂と称する)と固化材スラリーを加えて撹拌混合し,均質な改良体で既存杭の撤去孔を埋め戻す工法(FUNC-RES工法)を開発した。本稿ではFUNC-RES工法の概要と,新たに開発した撹拌装置による実験工事の結果について報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *建設工法 ,  *地盤改良 ,  *杭基礎 ,  痕跡 ,  *埋戻し ,  安定処理土 ,  セメントペースト ,  堆積 ,  土壌 ,  土木材料 ,  撹拌機 ,  試行 ,  圧縮強さ ,  曲げ
準シソーラス用語： *FUNC-RES工法 ,  撤去孔 ,  流動化処理土 ,  セメントミルク ,  堆積土 ,  固化材 ,  孔曲がり

分類 (1件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C)

引用文献 (4件)：

• 古垣内靖,矢島淳二:新設杭を構築するうえでの既存杭撤去後の埋戻し方法とその注意点,「建築技術」株式会社建築技術出版, pp.104-107,2018.7
• 三嶋伸也ほか:既存杭撤去孔の固化材スラリー注入撹拌改良工法(FNC-R工法)の開発 その1.工法の概要と開発した撹拌装置,建築学会梗概集,20324, 2020.9
• 北島明ほか:既存杭撤去孔の固化材スラリー注入撹拌改良工法(FNC-R工法)の開発 その2.プレ撹拌施工実験による改良体の築造と掘削心ズレ実験の結果,建築学会梗概集,20325, 2020.9
• パイルフォーラム:既存杭の引抜き処理と新設杭の施工における問題,パイルフォーラム(株)第9回技術交流会資料,2017.11

タイトルに関連する用語 (4件)： 工法 ,  杭 ,  引抜き ,  開発