抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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天文学では観測のための装置開発も重要な研究テーマである.これまであまり観測されていない電磁波の波長帯の観測装置や,より高い感度の検出器を開発することで,今まで見えなかった新しい宇宙の姿を明らかにできる.電波と赤外線の中間の波長領域であるテラヘルツ帯も発展途上の波長帯のひとつである.本稿では,テラヘルツ帯の天体観測を目指して,受信機を開発し南米チリのアタカマ高原のASTE望遠鏡に搭載実験をしたので紹介する.また,天体観測用の装置は非常に性能が高く,実験室における様々な測定でも性能を十分に発揮する.本稿の後半では,電波天文学で使われる受信機やデジタル分光計を使った,分子分光の実験を紹介する.(著者抄録)