抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:急性発作期気管支喘息患児の血清骨膜蛋白(Periostin)レベルの変化及び意義を検討する。方法:80例の気管支喘息急性発作期患児(研究グループ)を収集し、同時に60例の気管支喘息寛解期患児(緩和グループ)と60例の健康児童(対照グループ)を対照とした。血管内皮成長因子(VEGF)および形質転換成長因子-β1(TGF-β1)の血清Periostinおよび気道リモデリングマーカーを,二重抗体酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)によって測定し,そして,各群の肺機能を,全自動肺機能検査装置によって,測定した。Pearson積モーメント相関分析法を用いて血清Periostinと肺機能、気道リモデリングの関係を分析し、受信者動作特徴(ROC)曲線を描いて、血清Periostinの小児気管支喘息急性発作期の診断価値を評価した。結果:研究グループ、緩和グループの血清Periostin、VEGFレベルは対照グループより高く、研究グループ両者のレベルは緩和グループより高かった(P<0.05)。血清TGF-β1レベルは対照群より低く,血清TGF-β1レベルは緩和群より低かった(P<0.05)。研究群、緩和群FEV1、FVC、FEV1/FVC、PEFレベルは対照群より低く、研究群の4者レベルは緩和群より低かった(P<0.05)。Pearson積モーメント相関分析では、気管支喘息の急性発作期患児の血清PeriostinはVEGFと正の相関があり(r=0.732、P<0.05)、TGF-β1とは負の相関を呈した(r=-0.796、P<0.05)が、FEV1とは負の相関があった(r=-0.796,P<0.05)。FVC,FEV1/FVC,PEFは負の相関を示した(r=-0.683,-0.751,-0.792,-0.708,P<0.05)。血清Periostin診断による急性発作期気管支喘息のAUCは0.818(95%CI;0.7340.901,約0.78,最適カットオフ値368.29pg/mL,感度0.83,特異度0.88,精度0.82であった。結論:血清Periostinの異常上昇は急性発作期気管支喘息患児の発病及び病状の厳重性と密接に関連し、早期検査は臨床補助診断患児の気管支喘息の急性発作期、気道リモデリングと肺機能を評価する重要な生化学マーカーである。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】