文献

J-GLOBAL ID：202002241196768430   整理番号：20A0868090

固有状態熱化仮説に基づく開放多体系における熱化【JST・京大機械翻訳】

Thermalization in open many-body systems based on eigenstate thermalization hypothesis

著者 (2件)： Shirai Tatsuhiko (Green Computing Systems Research Organization, Waseda University, Tokyo 162-0042, Japan) ,  Mori Takashi (RIKEN Center for Emergent Matter Science, Wako 351-0198, Japan)
資料名： Physical Review. E  (Physical Review. E)
巻： 101  号： 4  ページ： 042116  発行年： 2020年 
JST資料番号： W0493A  ISSN： 2470-0045  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 詳細な平衡条件に従わない散逸下の巨視的量子系の定常状態を調べた。有効温度におけるGibbs状態は,系ハミルトニアンが固有状態熱化仮説(ETH)に従い,弱い系-環境結合における摂動理論が熱力学的限界に有効であることを示す定常状態の良い記述を与えることを論じた。この摂動理論の妥当性を保証するための基準を導いた。これはLiouvillianがバルク散逸系に対してギャップ化されたときに十分に弱い散逸に対する熱力学的限界を満たし,一方,摂動理論は拡散輸送の存在により境界散逸カオス系において破壊される。これらの理論的予測を数値的に確認した。巨視的開放量子系の定常状態とETHの間の関係を示唆した。Copyright 2020 The American Physical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 散逸系 ,  *熱化 ,  熱力学的極限 ,  無秩序系 ,  摂動論 ,  Gibbs状態 ,  ハミルトニアン
準シソーラス用語： 有効温度 ,  定常状態 ,  量子系 ,  *多体系 ,  *固有状態 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 統計力学一般,多体問題  (BA08010Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： 固有状態 ,  熱化 ,  仮説 ,  多体系