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J-GLOBAL ID：202002242146066531   整理番号：20A0804660

2014~2018年の山口県日本海域における海洋生物に関する特記的現象

Noteworthy Phenomena on the Marine Organisms in the Southwestern Japan Sea off Yamaguchi Prefecture during 2014-2018

著者 (6件)： 河野光久 (山口県水産研究セ) ,  園山貴之 (下関市しものせき水族館) ,  堀成夫 (萩博物館) ,  荻本啓介 (下関市しものせき水族館) ,  國森拓也 (山口県水産研究セ) ,  内田喜隆 (山口県庁)
資料名： 山口県水産研究センター研究報告  (Bulletin of Yamaguchi Prefectural Fisheries Research Center)
号： 17  ページ： 9-31  発行年： 2020年02月 
JST資料番号： L4725A  ISSN： 1347-2003  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山口県水産研究センター,下関市立しものせき水族館(海響館)および萩博物館の3者は,山口県日本海域における海洋生物に関する特記的現象について,情報の収集と蓄積を行うとともに,現象のメカニズムの解明に努めている。この共同研究で得られた海洋生物情報については,これまで1984~2004年,2005~2009年,2010~2013年の3回に分けてとりまとめて報告し,(1)1997年以降の水温上昇に伴い,熱帯・亜熱帯性種が増加し,それが持続していること,(2)短期的な水温変動も海洋生物の特記的現象の引き金となりうること,(3)深海性魚類および,(4)近年目立つようになった有用魚類の出現の特徴を明らかにしてきた。本報告はそれ以降の2014~2018年における海洋生物の特記的情報を年別に整理し,出現の概要を記すとともに,熱帯・亜熱帯性種の出現が減少したこと,漁獲対象種に大きな変化が見られたことなどから,本海域の生態系に新たな変化の兆しが見られることを示唆した。(著者抄録)

シソーラス用語： 沿岸 ,  *海洋生物 ,  頭足類 ,  魚類 ,  甲殻類 ,  *漁獲量 ,  *マイワシ ,  スルメイカ ,  カタクチイワシ科 ,  *赤潮 ,  山口県
準シソーラス用語： イトヒラアジ ,  カタクチイワシ ,  サケガシラ ,  サメハダホウズキイカ ,  ナンヨウホタルイカ ,  ボウズイカ ,  リュウグウノツカイ ,  ベニイシガニ ,  日本海沿岸

分類 (2件)： 水産生物学一般  (FH02010Z) ,  漁場・漁況  (FH03020R)

引用文献 (28件)：

• 小林知吉・堀 成夫・土井啓行・河野光久(2006):山口県日本海沿岸域における海洋生物に関する特記的現象.山口県水産研究センター研究報告,(4),19-56.
• 河野光久・堀 成夫・土井啓行(2011):2005~2009年の山口県日本海沿岸域における海洋生物に関する特記的現象.山口県水産研究センター研究報告,(9),1-27.
• 河野光久・土井啓行・堀 成夫・園山貴之・荻本啓介・國森拓也(2015):2010~2013年の山口県日本海沿岸域における海洋生物に関する特記的現象.山口県水産研究センター研究報告,(12),1-21.
• 吉田忠生(1998):新日本海藻誌.内田老鶴圃,東京,1222pp.
• 三宅裕志・D.Lindsay(2013):最新クラゲ図鑑.誠文堂新光社,東京,127pp.

タイトルに関連する用語 (5件)： 山口 ,  日本 ,  海域 ,  海洋生物 ,  現象